堀口製茶とテラスマイル提携
2025-06-23 08:20:10

鹿児島県志布志市の堀口製茶、テラスマイルと提携し製茶業のスマート農業化へ

鹿児島県志布志市での新たな挑戦



鹿児島県志布志市にある堀口製茶が、アグリテックスタートアップ企業のテラスマイル株式会社と資本業務提携を締結しました。この提携は、製茶業界におけるスマート農業化を目指し、データを活用した持続可能な農業システムを構築することを目的としています。

提携の背景


堀口製茶は、国内有数の茶生産会社として知られ、地域経済に重要な役割を果たしています。これまでもテラスマイルとは経営データの活用や生産性向上に向けた共同プロジェクトを進めてきましたが、今回の提携を通じて、さらに幅広い業務効率化を図っていくための第一歩を踏み出しました。

製茶業が直面する課題


近年、製茶業界は人手不足や高齢化、熟練技術の維持に苦しんでおり、作業のデジタル化が急務となっています。特に、伝統的な育成技術が失われつつある中で、新たな農業経営モデルの必要性が高まっています。堀口製茶では、アナログ手法による作業記録が多く、現場の効率化に向けた技術導入が求められているのです。

新たなアプローチ


提携によって目指されるのは、農業経営支援システム「RightARM」の導入です。これにより、業務の効率化を図りつつ、データに基づいた生産管理が実現します。具体的には、業務のデジタル化を通じて、貴重な人材が事務処理から解放され、技術も可視化されることで新規就農者の増加にも寄与する仕組みが構築されます。

スマート農業の実現に向けて


提携後の展望として、データを一元化し、経営判断を迅速に行える環境を整えることが挙げられます。また、気候変動に柔軟に対応するための栽培・製造管理が進み、製品の品質向上と収量の安定を目指します。共同での技術開発により、新たな栽培技術の研究も進められ、これまでの課題解決に寄与することが期待されています。

地域経済への影響


堀口製茶を中心にしたこの取り組みは、地域経済の活性化にもつながります。堀口製茶は300ヘクタール以上の茶畑を有し、多様な品種を生産しているため、効率化による生産性向上は地域全体に恩恵をもたらすでしょう。

まとめ


テラスマイルと堀口製茶のダイナミックなコラボレーションによって、製茶業界の未来が開かれることが期待されます。地域の茶産業を守りながら、次世代に持続可能な形で引き継ぐための重要な一歩となるでしょう。今後、農業とテクノロジーが結びつくことで、更なる変革がもたらされることを願っています。


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会社情報

会社名
テラスマイル株式会社
住所
宮崎県宮崎市橘通西1-5-30TIPマンション207
電話番号
0985-65-9196

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