リックス株式会社は、福岡市に本社を構える総合メーカー商社で、流体関連技術を駆使した新たなプロジェクトを始動しました。この度、同社の培養装置の研究開発が農林水産省の「令和5年度フードテックビジネス実証事業(2次募集)」に见に採択されました。
この取り組みは、食料不足という社会的な課題に向けた重要な一歩です。リックス株式会社が設立以来培ってきた技術や産業界のノウハウを活かし、安価で安心、安全な代替肉を製造するための培養装置を開発します。これにより、現在の食料問題に対する持続可能なソリューションを提供し、国内自給率の向上にも貢献することが期待されます。
さらに、リックスの新開発施設「リックス協創センター」(福岡県糟屋郡)は、2024年11月にオープン予定です。この拠点において、九州大学大学院農学研究院の中村真子教授と共同で研究を進めていきます。リックス協創センターでは、最先端の設備を駆使し、2026年度内にはシステムの確立とプロトタイプの完成を目指しています。
農林水産省が支援する「フードテックビジネス実証事業」とは、フードテックなどの先進的な技術を用いて、ビジネスの実証を行い、成果を横展開することで、食の多様化や社会的な課題解決に繋がる新たなビジネス創出を図るものです。リックス株式会社は、このフレームワークを最大限に活用し、産業界のニーズに応える製品を生み出すことに尽力します。
食料不足が深刻化する中、当社の取り組みは単なる技術開発に留まらず、未来の食文化を再構築することを目指しています。今後もリックス株式会社は食の安全と持続可能な社会に向けた技術革新を進め、その成果を広く社会に還元していく所存です。