コラボの背景と新しい取り組み
新型コロナウイルスの影響で、日本の飲食業界は大変な苦境に立たされました。そんな中、高級レストラン向けの食材卸を手掛ける『青果日和研究所』は、「AWkitchen」や「やさい家めい」のプロデューサーとして知られるカリスマシェフ、渡邉明氏とコラボレーションを発表しました。このプロジェクトは、両者がこれまでの親交と情熱から生まれたものです。
特に、飲食店の時短営業により、食材の難易度の高まりを受け、卸業者も売上に影響が出ています。この厳しい状況の中で、青果日和と渡邉氏は「青果」と「料理」の素晴らしさを自宅でも楽しめる形で提供することを目指して新たな企画が立ち上がりました。
青果日和の新サービス
『青果日和研究所』は、2020年12月より青果BOXの宅配サービスを始めました。このサービスは、日本最大級の青果物専門商社が展開するもので、産地からの仕入れ、加工、物流までをワンストップで提供する仕組みとなっています。また、選りすぐりの青果物はもちろん、食材の価値を追求し、オリジナル商品や加工品開発にも取り組んでいます。
青果BOXの特徴
青果BOXは、定期的に厳選された青果物を全国へ届けるサービスです。お届け内容には、15品目以上の青果物や旬の野菜、果物を使用したレシピが含まれ、食材を美味しく楽しむための情報が満載です。配送はチルドにて行われるため、新鮮さを保ちながら家庭で手軽に料理を楽しんでもらえます。
- - 月に1〜4回の選択が可能
- - 1回あたり3,980円(税別)で送料無料
この新しい形の食体験は、外出を控えたい人々にとっても、健康的で楽しい食事を提供する大きな助けとなるでしょう。
渡邉明シェフの情熱
渡邉明氏は、もともと食の現場で数多くの経験を積んできた料理人です。彼は全国を巡りながら最高の食材を厳選し、それを料理として提供することをライフワークにしています。彼は野菜を愛し、生産者をサポートする「畑の伝道師」としても知られています。この企画は、ただの食材供給ではなく、その背後にあるストーリーや思いを消費者に届ける重要な役割を果たすのです。
2021年は、コロナの影響でさまざまな面で新しい試みが求められる年。外食が制限される中で、店の味を家庭で再現できるのは大きな魅力です。青果日和と渡邉氏のコラボレーションは、消費者にとって、そして生産者にとっても新たな希望となるでしょう。
会社情報と展望
『青果日和研究所』は、2020年に設立され、東京都足立区に本社を構えています。食品の通信販売や製造、加工、輸送を手掛けており、オンラインでの販売システムも展開しています。彼らの理念は「野菜のライフラインをつくる企業」として、これからも新しい流通モデルで消費者に愛される青果物を提供し続けます。
この新しい取り組みを通じて、「青果日和」ならではの食文化創造が期待されます。