環境意識の高い牛乳パック
2024-08-29 17:12:32

学校給食で環境に配慮した新しい牛乳パック「テトラ・ブリック®」が拡大採用

新しい時代の給食用牛乳パック



日本テトラパック株式会社は、学校給食用の牛乳パック「テトラ・ブリック®」に新たに植物由来ポリエチレンを採用したことを発表しました。これにより、全国15社の乳業メーカーがこの新しい包材を採用し、2024年から順次供給を開始する予定です。

新しい包材を導入したのは、大内山酪農農業協同組合、近藤乳業株式会社、大山乳業農業協同組合、中央製乳株式会社といった企業です。特に、大内山酪農農業協同組合、近藤乳業、そして大山乳業に関しては2024年5月より供給が始まります。中央製乳株式会社でも、2024年の秋から順次新パックが採用される見通しです。

この新たな取り組みは、2023年4月に11社が植物由来ポリエチレンを導入したことからの延長であり、さらなる環境負荷の軽減を目指しています。新パックにより、再生可能資源の比率を77%から99%に引き上げることで、約45%のCO2排出量削減を実現することが期待されています。これは、持続可能な社会の構築に向けた大きな一歩です。

環境に優しい給食提供



今後は、全体の7割以上の「テトラ・ブリック®」が植物由来ポリエチレンの包材に移行する見込みです。これにより、化石由来プラスチックが年間1,100トン以上削減されるとされています。環境省が掲げる2030年のバイオマスプラスチック用量200万トン導入目標達成にも寄与するでしょう。

さらに、日本テトラパックは環境教育支援にも力を注いでいます。特に、2024年7月31日には、同社が制作した小学校6年生向けの教材「地球環境のためにできること〜ある牛乳パックのひみつ〜」が文部科学省に選定され、全国の小学校700校に無償提供される予定です。この教材は、DVD、児童用冊子、教師用手引書がセットとなっており、教育の現場での活用が期待されています。

環境への意識を育む取り組み



特設サイト「紙パックとリサイクル、環境について学ぼう!」や、小学校での出前授業も予定されており、子どもたちが実際に環境問題を考えるきっかけを提供することで、環境意識の育成を目指しています。このような取り組みは、未来を担う子供たちにとって非常に重要です。

日本テトラパックは、これらの新たな包材を使用した製品を通じて、環境に配慮した持続可能な社会の実現を目指しています。「私たちは、いつでもどこでも安全な食品を入手できることを約束します」という会社のビジョンは、これからも続くでしょう。

まとめ



「テトラ・ブリック®」に新たに植物由来ポリエチレンが採用され、全国の小中学校へ向けた給食用牛乳提供の新時代が到来しました。環境への優しさと、次代を担う子供たちの教育支援が融合したこの取り組みから、目が離せません。


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会社情報

会社名
日本テトラパック株式会社
住所
東京都港区元赤坂1-3-13 赤坂センタービルディング16F
電話番号

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