脱炭素社会への提携
2025-01-15 13:30:25

宇部商工会議所と「e-dash」が進める脱炭素社会への新たな一歩

宇部商工会議所と「e-dash」が進める脱炭素社会への新たな一歩



最近、宇部商工会議所とCO2排出量の可視化・削減サービスを提供する「e-dash」が業務提携を発表しました。この協力によって、宇部商工会議所の会員企業は、脱炭素に向けた初めのステップとしてCO2排出量の可視化を得ることが期待されています。

提携の背景



カーボンニュートラルの達成を目指す取り組みが急速に進められている現代、企業においてはCO2排出量の開示と削減が重要な経営テーマとされています。特に、上場企業においてはその責任が強く求められています。また、自動車産業をはじめとするさまざまな業界でも、サプライチェーン内での排出量の開示要求が増加しています。このような背景の中で、中小企業がいかにして環境に配慮した経営を実現するかが問われています。

しかし、実は国内の中小企業の99.7%を占める企業がこの変化に追いつけていないという現状があります。東京商工会議所の調査によると、回答した中小企業の多くが「脱炭素に向けた取り組みは行っていない」と答えており、その主な理由は「何から始めれば良いかわからない」というものでした。このような状況に直面している中、より多くの企業が脱炭素へ向けて動き出すためのサポートが必要とされています。

「見えサポ」の役割



提携に基づく具体的なアプローチが「商工会議所CO2見える化サポート(通称『見えサポ』)」です。このサービスは、日本商工会議所が提供するものであり、会員企業が温室効果ガス排出量を視覚的に把握するための支援を行います。これにより、企業は自社の排出状況をよりクリアに理解し、次のステップへと進むための基盤を整えることができます。

e-dashの特徴



「e-dash」は“三井物産”が展開するCO2排出量削減を支援するサービスプラットフォームです。企業がエネルギー請求書をアップロードするだけで、簡単にCO2排出量を算出可能です。これにより、面倒な計算を省きつつ、正確なデータが得られる仕組みを持っています。また、サプライチェーン排出量についても同様に可視化が行えます。

さらに「e-dash」では、CO2排出量の可視化だけでなく、三井物産のネットワークを活用して排出量削減に向けた施策の実行を支援します。これにより、地域経済の活性化や中小企業の強化へと寄与していくことを目指しています。

終わりに



本提携を通じて、宇部商工会議所は地域の企業が脱炭素社会を目指す上での大きな支えとなります。「e-dash」サービスを利用することで、会員企業は自身のCO2排出量を把握し、環境に配慮した活動に一歩踏み出すことが可能です。この取り組みが地域の脱炭素化を促進し、持続可能な発展に寄与することが期待されています。


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会社情報

会社名
e-dash株式会社
住所
東京都港区赤坂4-8-18 赤坂JEBL 6階
電話番号

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