ムンディファーマと塩野義製薬がイソジン製品の販売提携を開始
イソジン®ブランド製品の販売提携が始まる
この度、ムンディファーマと塩野義製薬は、イソジン®ブランド製品の国内販売に関する提携を発表しました。これにより、ムンディファーマが承継した各種製品を、塩野義製薬が国内において販売・流通を行います。この提携は、2016年3月31日から始まる予定です。
提携される製品
提携の対象となる製品は、一般用医薬品としてのイソジン®うがい薬、イソジン®うがい薬P、イソジン®うがい薬C、イソジン®のどフレッシュF、イソジン®ウォッシュ、イソジン®きず薬、イソジン®軟膏などの一連のアイテムです。これらは、感染症予防や治療に特化した製品として広く使われています。
世界30カ国での実績
ムンディファーマの代表取締役社長、木村昭介氏はこの提携に際して、ムンディファーマが50年以上にわたりポビドンヨード製剤を普及させ、現在は30カ国でイソジンが販売されている実績があることを強調しました。イソジンは、海外ではベタダイン®の名前で知られ、感染症対策において高い評価を受けています。また、同社は感染症予防の分野での専門知識を基に、この提携が日本の感染症対策に貢献することを期待しています。
塩野義製薬の役割
一方、塩野義製薬の代表取締役社長、手代木功氏もこの提携に大きな期待を寄せています。塩野義製薬は、感染症治療に関する50年以上の歴史を有し、医療用医薬品だけでなく、一般用医薬品においても幅広い製品群を展開しています。特に、解熱鎮痛薬や総合かぜ薬など、感染症の治療において重要な役割を果たしてきました。この提携を通じて、感染症の予防から治療まで、より包括的な製品提供が実現することを目指しています。
イソジン®の背景
イソジン®は、ムンディファーマが開発したPVP-I(ポビドンヨード)を主成分とした医薬品です。日本では、1961年に旧明治製菓株式会社との技術提携により、殺菌消毒薬として市場に登場しました。その後、様々な製品が開発され、現在に至るまで多くの人々に利用されています。
企業の展望
ムンディファーマ株式会社は、医薬品の分野で「疼痛」「がん」「コンシューマーヘルスケア」を主な事業として、患者のQOL向上に努めており、さらなるパイプラインの充実と事業拡大を目指しています。塩野義製薬は、「最も良い薬を提供する」という理念のもと、感染症や疼痛・神経領域だけでなく、新たな疾患領域への研究開発にも力を入れています。この提携により、両社は日本国内での感染症対策の強化を目指し、患者や顧客のニーズに応えられる体制を構築していくことでしょう。
今後の展開に期待が寄せられるこの提携を通じて、イソジン®ブランド製品がどのように進化し、感染症対策に貢献していくのか注目です。
会社情報
- 会社名
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ムンディファーマ株式会社
- 住所
- 東京都港区港南2-15-1品川インターシティ A棟19階
- 電話番号
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03-6718-2350