フェアトレードの現状
2026-05-11 11:23:47

フェアトレードが若者の関心を集める理由と現状の調査報告

フェアトレードの現状と若者の関心の高まり



一般社団法人日本フェアトレード・フォーラム(FTFJ)が行った最新の調査「フェアトレードと倫理的消費に関する全国調査2026」が注目を集めています。この調査は、フェアトレードに関する意識や購買行動についての詳細なデータを提供しており、特に若者層での関心の高まりが際立っています。

フェアトレードの知名度と購買行動の向上



2026年の調査によると、フェアトレードに「見聞きしたことがある」と答えた人の割合は57.0%に達し、認知率は42.2%、購入率も15.2%と過去最高の数値を記録しました。特に、10代の知名度は73.0%、20代は62.4%で、若い世代における関心の高さが伺えます。この背景には、学校や大学におけるフェアトレードの学びの機会が増えていることが大きく影響しているとされています。

フェアトレードタウンの影響



今回の調査では、フェアトレードタウンに認定されている8つの都市(熊本市、いなべ市、名古屋市、大府市、浜松市、逗子市、鎌倉市、札幌市)でも調査を実施しました。その結果、鎌倉市や逗子市は全国平均を大きく上回る知名度・認知率・購入率を記録しました。名古屋市も全国平均を上回る結果になったなど、フェアトレードタウンでの取り組みが功を奏していることが明らかになりました。

教育とメディアが普及の大きな要因



調査において、フェアトレードを知ったきっかけとして最も多かったのは新聞やテレビ、ラジオが36.2%。次に「店頭でフェアトレード製品を見て」という回答が21.3%、インターネットによる情報は17.7%でした。興味深いことに、特に10代・20代では「学校での授業や活動を通じて知った」という層が高く、自らの学びの場がフェアトレードの認知向上に寄与していることが分かります。

購入の中心はスーパー



購入場所に関しては、 スーパーが51.5%で最も多く、その後に有機食品店(31.7%)や自然食品店(25.6%)が続きました。2012年以降、スーパーでの購入率は約3.6倍に増加しており、地元のスーパーがフレンドリーな流通経路として機能していることが伺えます。

倫理的ラベルへの意識向上



さらに、フェアトレード認証ラベルを含む倫理的ラベルの知名度も上昇しています。調査では、FSCラベルやRainforest Allianceラベルなどが比較的高い知名度を持ち、倫理的消費全般に対する意識の高まりを示しています。

未来への期待



今回の調査は倫理的消費に関する今後の動向にも注目しており、その結果は2026年秋に公表される予定です。調査チームは、認知率の分析において「分からない」という選択肢を追加したことが影響を与えた可能性を示唆し、今後も調査の継続と精度向上を図っていく方針です。これにより、フェアトレードや倫理的消費に関する理解がさらに進むことが期待されています。


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