ユーティルが事業譲渡、AI支援に専念へ
株式会社ユーティル(東京都新宿区)は、数年前から展開している「Web幹事」事業を、2025年10月31日付で株式会社W4Partners(東京都千代田区)に会社分割を通じて譲渡することを発表しました。この措置により、ユーティルは中小企業向けのAI BPOサービス「できるくんシリーズ」にリソースを集中させ、さらなる成長を目指す方針を示しています。
会社譲渡の背景
国内の中小企業が自社のWebサイトやオウンドメディアを活用する動きが強まっていますが、制作会社と企業のマッチングはうまく行っていないことが多いのが現状です。ユーティルはこの課題に対処するため、2018年11月に「Web幹事」を立ち上げ、以来44,000件以上の相談に対応してきました。自社に最適なWeb制作会社を見つけることを目的とするこのサービスは、ユーザーのニーズに応えてきました。
しかし、これからの時代には中小企業におけるデジタル化を進めることが求められており、ユーティルはAIによる新たな支援を模索しています。この度の事業譲渡は、そのための新たなスタートであり、より一層のサービス向上を狙ったものです。
W4Partnersとは
W4Partnersは、ユニゾン・キャピタル株式会社の出資を受け、デジタルマーケティング領域での中小企業のグループ化を目指しています。業界には多くの独自の強みを持つ中小企業が点在しており、そのグループ化によって経営課題の解決を図ります。新たな産業プラットフォームの構築を目指して日本全体に活力をもたらすことを問題にしています。
ユーティルの新たな挑戦
今後ユーティルは、さらに深くそして広く中小企業のデジタル化支援に注力する予定です。「できるくんシリーズ」はAIを活用したBPOサービスであり、特に製品とサービスのセットで中小企業のDXをサポートすることを目的としています。自社の強みを活かした新しい支援を提供することで、企業の成長を支援し続けます。
まとめ
ユーティルの事業譲渡は、デジタル経済が進化する中で新たなチャンスを掴むための重要なステップです。同社がAIを通じてどのように中小企業を支援していくのか、今後の動向に目が離せません。ユーティルの公式サイトや「できるくんシリーズ」のページもぜひチェックしてみてください。
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