Craif株式会社が新たな一歩を踏み出す
2025年7月22日、バイオAIスタートアップのCraif株式会社が本社オフィスを移転することを発表しました。新たなオフィスは従来の約3倍の広さを誇り、急激な事業と人員の増加に対応できる環境が整えられています。新オフィスの所在地は東京都新宿区新小川町8-30、THE PORTAL iidabashiのB1Fです。この移転は、Craifの成長戦略において重要なマイルストーンとなります。
移転の背景とは?
Craif株式会社は、2024年度以降、尿中マイクロRNA解析を基盤とした研究開発体制の強化へとシフトを図っており、事業開発や営業体制の拡充も進めています。これに伴い、R&D部門と事業部門の両方で組織が拡大している状況下での移転となります。特に、2025年4月には名古屋にある自社ラボの拡張およびシリーズCラウンドでの資金調達を実施し、さらなる成長を目指しています。
将来的にはさらに人員の増加が見込まれているため、Craifは本社オフィスでの成長に対応可能な業務空間の確保を目的とし、この新しいオフィスへの移転を決定しました。
マイシグナルシリーズでの取り組み
Craifが開発した「マイシグナルシリーズ」は、がんリスクの早期発見と予防に注力した検査です。このシリーズは、マイクロRNAとAIを組み合わせて高精度ながんリスク評価を実施する「マイシグナル・スキャン」や、より手軽な評価を提供する「マイシグナル・ライト」、がんに特化した遺伝子検査「マイシグナル・ナビ」、DNAダメージのモニタリングを行う「マイシグナル・チェック」などから成ります。いずれの検査も、体に負担をかけることなく尿や唾液を用いて実施可能です。
このシリーズを通じて、自身の体質的リスクを把握し、DNAのダメージを監視することで、発症予防と早期発見に貢献することを目指しています。
Craifのビジョン
Craifは2018年に設立されたバイオAIスタートアップで、がんの超早期発見や早期治療を目指しています。独自の解析技術「NANO IP®︎(NANO Intelligence Platform)」とAIを駆使し、尿などの体液から高精度のバイオマーカーを検出する技術を持っています。この革新によって、個々人が健康を維持し、長生きできる社会の実現を目指しています。
会社概要
Craif株式会社(英語表記:Craif Inc.)は、以下の概要で運営されています。
- - 設立:2018年5月
- - 代表者:小野瀬隆一
- - 資本金:1億円(2024年3月1日現在)
- - 事業内容:がん検査「マイシグナル®︎」の研究・開発
- - 本社所在地:文京区湯島2-25-7 ITP本郷オフィス5F
新オフィスで進化を続けるCraifの今後の動きに注目です。詳細は
こちらのWebサイトからご確認ください。
注意:マイシグナルシリーズは医療機器ではなく、リスク判定を行うための解析に基づくもので、医療行為としての診断には置き換えられません。