Whoscallが新機能を搭載
ネット詐欺が年々巧妙化する中、「Whoscall(フーズコール)」が新しい機能として「自動Webチェッカー」を発表しました。この機能は、ユーザーが危険なウェブサイトにアクセスした時、リアルタイムで警告を表示し、不正なサイトへのアクセスを未然に防ぐことを目的としています。
背景
近年、フィッシング詐欺やSNS型投資詐欺、ECサイト詐欺といったウェブを使った詐欺が急速に増加しています。金融庁によると、2024年11月までのインターネットバンキングによる不正送金被害件数は過去最多の5147件に達し、被害額は約80億円にも及びます。これら詐欺の多くは、悪意のあるウェブサイトに誘導されることから生じています。
特に、生成AIの普及により、本物と見分けがつかない偽サイトが量産されています。この状況を受け、Whoscallはユーザーを保護するために自動Webチェッカーを導入しました。
自動Webチェッカーの機能
自動Webチェッカーは、ユーザーが危険なウェブサイトを訪れようとした際に、即座に警告を表示します。この機能は、独自のAI技術と多様なデータベースとを組み合わせて、リアルタイムで危険性を判断します。具体的には、ScamAdviserなどのパートナーと連携したデータを利用し、世界中のユーザーからの報告も蓄積していきます。
利用方法
1. Whoscallアプリをダウンロードまたは最新バージョンにアップデート
2. ホーム画面の「URLスキャン」をタップ
3. 自動Webチェッカーを有効化し、ガイドに従って設定
また、この機能の導入は無料で行えるため、ユーザーは手軽に利用できます。
Whoscallの他の機能
Whoscallアプリには、詐欺電話やSMSをフィルタリングする機能、ユーザーの個人情報確認機能なども備えています。今回の自動Webチェッカーは特に増加するフィッシング詐欺対策として有効であり、インターネット上での安全性を向上させる手段となるでしょう。Whoscallは今後も詐欺対策を強化し、ユーザーの安心・安全を守るアプリ開発を続けていくことを明言しています。
最後に、Whoscallは2015年にAPP Storeのベストアプリとして表彰されるほど、信頼性の高いサービスです。過去には、Googleの元CEOエリック・シュミット氏のスピーチでも取り上げられ、注目を集めたアプリでもあります。
皆様も自動Webチェッカーを活用して、安全なインターネットライフを送ってください!
詳しくは公式サイトやWhoscallアプリを通じて確認できます。