イベント報告:GPSデータに基づく行動分析セミナー
2024年11月21日、ENGAWA株式会社と株式会社ナビタイムジャパンは、「GPSデータに基づく行動分析【2025年関西エリア特集】~インバウンド戦略セミナー~」をオンラインで開催しました。本セミナーでは、最新のGPSデータを活用した訪日外国人の行動傾向や観光トレンドについて詳しく解説され、120名を超える参加者が熱心に視聴しました。
セミナー内容のハイライト
訪日外国人の概況
セミナーでは、日本への訪問者数が増加傾向にあることが強調されました。2024年10月には、コロナ禍を経て訪日外国人の入国者数が300万人を超え、特にアジア圏からの訪問者、特に韓国からの利用者が増えています。このようなデータを基に、各国の消費行動を詳細に分析し、洞察を得ることが重要です。
GPSデータによる行動分析
ナビタイムジャパンが提供するアプリ「Japan Travel by NAVITIME」のGPSデータから得られる情報により、訪日外国人の検索傾向、旅程、滞在場所など、リアルな行動を把握することが可能になります。この詳細なデータを用いて、観光戦略の立案が行えることが示されており、訪問者のニーズを満たすための貴重な情報が提供されました。
プロモーション戦略
さらに、ENGAWA側では、訪日外国人が利用する情報収集手段が伝統的なメディアからSNSへとシフトしている実態に触れ、インフルエンサーを活用したマーケティング戦略について紹介しました。SNSの強みを生かした形で、興味を持つ旅行者を実際の行動に移す可能性が論じられ、多くの参加者がその考えに感銘を受けました。
セミナーまとめ
本セミナーでは、訪日観光におけるGPSデータの活用や、多言語対応の観光アプリの重要性が強調されました。「Japan Travel by NAVITIME」は、訪日外国人観光客向けに13言語でナビゲーションを提供しており、今後もますます重要な役割を果たすと期待されています。参加者からは、「非常に勉強になった」との声だけでなく、「このデータを事業に活かしていきたい」といった意見も多く、セミナーは大変有意義なものでした。
今後のインバウンド戦略においては、これまで以上にデータドリブンなアプローチが求められることが示唆されました。今回のセミナーをきっかけに、訪日外国人の期待に応える新たな観光戦略が立案されることを期待しましょう。