馬喰横山の新拠点
2021-08-11 14:57:01
馬喰横山に新たな働き方を発信するシェアオフィスの誕生
働く未来を見据えた新しい拠点、MIDORI.so Bakuroyokoyamaのオープン
馬喰横山の服飾問屋街に、未来の働き方を探るシェアオフィス「MIDORI.so Bakuroyokoyama」が2021年10月上旬にオープンする。この施設は、東京の東側に初めて進出するMIDORI.soの4拠点目であり、働く環境を刷新するためにリノベーションされたビル一棟を利用。地域とのつながりを重視し、地元のハブとして機能することを目指している。
特に注目されるのは、1階に設置されたコーヒースタンド「Parlor’s」である。この新業態は、泊まれる本屋「BOOK AND BED TOKYO」と、ニュージーランドの人気コーヒーロースター「Coffee Supreme」がコラボレーションしたもので、地域の文化的な交流を促すための社交場を提供。この場所では、Coffee Supremeの豆を使ったスペシャリティコーヒーや、手軽に味わえるフードが楽しめる。
2階から6階には、ラウンジやオフィススペース、キッチン、ギャラリースペースが設けられ、さまざまなカルチャーが発信される場となる予定だ。ここでは新しい発想や価値が生まれる場として機能し、利用者同士のつながりを促進することを目的としている。
さらに、スタジオ制作を行う「STUDIO MIDORI.so」では、アップサイクルをテーマにした新しい作品が生まれる。このスタジオは、周辺企業から供給された使われなくなった商品を活用して、新たな価値を創出する場となる。テクニカルな設備も整い、一般の方も利用可能な環境が整えられている。
屋上には、ゼロ・ウェイストを実現するための「パーマカルチャーガーデン」が設置される予定で、食や農を中心にした持続可能な都市文化を探求する場ともなっていく。監修には、著名なパーマカルチャーの専門家が参加し、ビル内の廃棄物を活用して、実際のゼロ・ウェイストが可能かどうかを実験する取り組みも行われる。
内装は「Plug-in Architects Inc.」と「勝亦丸山建築計画」のコラボレーションによって実現され、問屋街のレトロな魅力を残しつつ、現代的な働く環境を融合させたデザインが特徴だ。これにより、人々が楽しく、かつ効率的に働けるスペースを提供することを目指している。
このような取り組みは、MIDORI.soが掲げる「良質なカオス」の実現に向けての一歩となる。馬喰横山で新たな文化や働き方が生まれることを期待し、多くの人々が訪れることになるだろう。
今回のオープンに伴い、リノベーションにかかる費用を募るクラウドファンディングもスタートしており、地域を支える新たな試みに興味を持つ方々の参加が呼びかけられている。この場所で、新たな働き方とコミュニティが形成されることが今から楽しみである。
会社情報
- 会社名
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MIRAI-INSTITUTE株式会社
- 住所
- 東京都千代田区平河町2-5-3 Nagatacho GRID 5F
- 電話番号
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