開館30周年を迎えた横浜市歴史博物館
横浜市歴史博物館では、開館30周年を機に特別展「横浜の文化財 Yokohama Heritage」を開催しています。今回はその中のPart 2「伝承」に焦点を当て、地域の文化や歴史をどのように守り伝えているのかを探ります。
Part 2「伝承」の魅力
展示内容は多岐にわたり、有形無形の文化財やそれに紐づく物語を紹介します。これにより地域の記憶を形作ってきた要素を浮き彫りにします。モノは語るという言葉通り、展示されるアートや史跡、それに伴うストーリーの数々は、見る人々に深い感銘を与えます。
1. モノが語る歴史ものがたり
博物館に集まった様々なモノは、各々に独自の歴史があります。例えば、フジツボで覆われたプロペラや、怖い表情をした木像は、どのようにして今日まで伝えられてきたのでしょうか。これらのアーティファクトは単なる物体ではなく、時間を超えて受け継がれてきたメッセージを秘めています。
2. 四季折々の横浜歳時記
地域住民の祈りや願いが、年月をかけて伝えられる年中行事も重要な展示の一環です。実際の行事を再現した映像や資料を通じて、これらの文化的な営みを再確認できます。
3. 場所にまつわる記憶
市域の歴史を見守ってきた場所には、数多くの伝承や記録があります。時代の移り変わりの中で失われてしまったものも多いですが、それらの資料を用いることで新たな理解を得ることができます。文献、浮世絵、考古遺物など、多彩な資料が地域の記憶を物語ります。
関連イベントの紹介
特別展に合わせて、さまざまな関連イベントも行われます。「横浜の史跡」と題した講演会や、館長が選んだ史跡を巡るウォーキングイベント、地域の文化を未来に伝える講演など、多彩なプログラムが用意されています。また、伝統行事の公演や、街頭紙芝居の講座なども魅力的です。
日時:7月5日(土)14:30~16:00
会場:横浜市歴史博物館講堂
参加費:600円
- - ウォーキングイベント(事前申し込み)「館長厳選!史跡めぐり」
日時:複数日程あり
講師:佐藤信館長、橋口豊学芸員
参加費:1,000円
日時:7月19日(土)
参加費:1,000円
詳細については、横浜市歴史博物館の公式サイトやイベントの案内を確認してください。
展覧会概要
特別展の会期は、Part 1が終了した後、Part 2は6月14日(土)から7月27日(日)まで開催されます。休館日は月曜日で、特に7月21日は開館予定です。観覧料は一般1,000円、高校生700円、特に横浜市内に在住の高齢者の方々には優待料金も設けられています。
アクセス
横浜市都筑区中川中央1-18-1にあり、横浜市営地下鉄センター北駅から徒歩5分です。地域の文化や歴史に興味のある方はぜひ足を運んでみてください。