資源循環型イベント
2025-02-04 11:47:58

資源循環型社会を目指す「ETHICAL DESIGN WEEK TOKYO2024」の成果とは

資源循環型社会を目指す「ETHICAL DESIGN WEEK TOKYO2024」の成果



2024年12月5日から7日まで開催された「ETHICAL DESIGN WEEK TOKYO2024」は、持続可能な未来に向けた重要なイベントの一つです。このイベントは、株式会社博展と株式会社船場との共催で行われ、資源を循環させることをテーマに掲げています。レコテック株式会社(RECOTECH)は、このイベントにおいて「サーキュラリティ評価」の算定を支援し、その成果が注目されています。

サーキュラリティ評価とは



「サーキュラリティ評価」は、持続可能な開発のための指標(CTI)を基に、企業の資源循環性を測定する方法です。具体的には、調達された資源における再生可能資源の割合を示す「サーキュラー・インフロー率」、排出した資源の中で実際に回収されたものの割合を表す「サーキュラー・アウトフロー率」、そして全体の循環性を数値化した「マテリアル・サーキュラリティ率」を導き出します。今回のイベントでは、サーキュラー・インフロー率が54%、アウトフロー率は99%、そしてマテリアル・サーキュラリティ率が77%という結果が得られました。

イベントの環境配慮型設計



博展は、リユースを考慮した会場デザインに注力し、使用する什器を分解可能な工法で設計しました。この結果、イベント後の廃棄物を極限まで削減することに成功しました。リースパネルなどの資材を活用し、長期間使用できる設計をすることで、廃棄処理の負担を軽減しています。こうしたアプローチは、環境への配慮が必要とされる現代において、具現化しやすいモデルケースとなります。

環境配慮が求められる背景



近年、企業や団体は顧客に対して一貫した「サステナブル」な取り組みを求められています。その中で、イベントなどマーケティングの場でも環境への配慮が不可欠となってきました。博展は2021年から、環境配慮型のイベント実装を推進しており、「ETHICAL DESIGN WEEK TOKYO2024」はその一環として行われました。この間、資源の循環性を可視化する動きが強まってきたことも、業界全体での意識向上につながっています。

レコテックによるサポート



RECOTECHは、資源循環プラットフォーム「pool」を利用して、イベントの廃棄物のリアルタイム可視化を行い、CTIに基づくサーキュラリティ評価を支援しました。これにより、イベント期間中に発生する廃棄物の詳細な集計ができ、資源循環率向上に寄与しています。レコテックの大村拓輝氏は、今回の取り組みが世界的にも先進的なものであると語っています。

今後の展望



博展とRECOTECHは今後も協力し、導き出されたデータを基に、イベントでの資源循環率の評価を標準化することを目指しています。持続可能なイベントの実現を推進し、資源を循環する社会の実現に向けた取り組みを加速させることが期待されています。

まとめ



「ETHICAL DESIGN WEEK TOKYO2024」は、単なる展示会ではなく、持続可能性をテーマにした実践的な取り組みの場でした。環境への配慮を踏まえたサーキュラリティ評価の結果から、今後のイベント業界全体にとっても重要な指針が示されたと言えます。


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会社情報

会社名
レコテック株式会社
住所
東京都千代田区九段南1-5-6りそな九段ビル5階KSフロア
電話番号
050-5433-8035

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