SMN株式会社と「カルテコworkwell」
SMN株式会社は、2025年1月からMDVが提供するメンタルヘルス対策ソリューション「カルテコworkwell」を導入することを発表しました。このサービスは、従業員が簡単に自身のストレスレベルを把握し、メンタルケアを行うための新たなツールとなります。
「カルテコworkwell」とは?
「カルテコworkwell」は、社員が毎日の出勤・退勤時にスマートフォンで自分の顔を撮影することで、脈拍数や呼吸数などを計測します。これにより、交感神経と副交感神経の状態を視覚化し、客観的にストレス度を評価できるというものです。この仕組みによって、従業員は自己の健康状態を把握し、必要なケアを行うことが可能になります。
さらに、厚生労働省が公表した「令和6年版厚生労働白書」にもあるように、精神疾患やストレスを健康に対するリスク要因として明記されています。これを受けて、企業としても従業員の心身の健康を守る施策が求められています。
導入の背景
SMNでは、大学の研究データに基づくストレスチェックや、産業医との面談を定期的に行っていますが、「カルテコworkwell」の導入によって、社員一人ひとりが日常的に自分のストレス状態を把握することが可能になります。これにより、早期のセルフケアが促進され、社員の健康状態の向上が期待されます。
今後の展望
「カルテコworkwell」の導入により、従業員のメンタルヘルス対策がより効果的に進むことが期待されます。この客観的なデータが、社員自身の主観的評価とリンクしやすくなり、より具体的なケアが可能になるでしょう。
また、現在の勤怠システムとも連携しながら、測定結果を基にしたラインケアの体制も構築していく予定です。これにより、従業員の健康をサポートする環境を整えていく考えです。
SMNの取り組み
SMNは、マーケティングテクノロジー事業を展開する企業として、イノベーションを通じた価値提供を目指しています。その一環として、社員の健康を重視した環境作りにも取り組んでおり、今後も様々なアプローチでさらなる健康推進に努めていく方針です。
「カルテコworkwell」のサービスは、ただのメンタルヘルスケアツールではありません。社員全体のパフォーマンス向上や、ポジティブな職場文化の形成にも貢献するものと考えられます。今後の成果を期待したいところです。