SoftwareOneとCrayonが統合、グローバルなソフトウェア市場での新時代を開く
SoftwareOneとCrayonの統合が完了
2023年、スイスのソフトウェアおよびクラウドソリューションプロバイダー、SoftwareOne Holding AGが、ノルウェーに本社を構えるCrayonとの統合を発表しました。この統合により、両社は70カ国以上で13,000人以上の従業員を有する大規模な企業グループが誕生することになります。この合併の背景には、両社の戦略的価値観や企業文化の近さが挙げられています。
合併の意義と期待
SoftwareOneの共同CEOであるRaphael Erbは、この統合が顧客に提供する価値を強化する革新的な機会になると述べました。この提携は、リーチを広げ、顧客へのサービスを向上させることを目的としており、何よりも「顧客の成功とイノベーションへの関与」がこの合併の根底にあると強調しています。
Crayonの強みを取り入れた新組織は、SoftwareOneの名称とロゴをベースに運営され、Crayonの文化や顧客中心のアプローチを融合させた企業文化を築いていく予定です。これは、顧客に対し、安定したサービスを継続的に提供するための戦略的決定でもあります。
新たな成長機会の創出
この統合により、SoftwareOneはマイクロソフトのCVPであるNicole Dezenからも賞賛されており、より深い専門知識と広範な顧客基盤を提供できることが期待されています。これにより、両社はビジネスの成長を加速し、特にクラウドやデータ分析、AIの領域での成長が見込まれています。
更に、この合併は単なる規模の拡大にとどまらず、地域ごとのニーズに特化したサービス提供が可能になることから、より個別化されたソリューションを求める顧客にとっても大きな利点となるでしょう。両社の統合により、世界各地でのサービスを強化しながら、パートナーシップの深化にも取り組んでいきます。
統合プロセスと今後の展望
この統合は、2025年初頭から始まった準備作業に基づいており、シームレスな移行を目指しています。統合プロセスの中では、営業やマーケティング、人材管理、IT、財務などの部門での連携が強化されます。特に、両社のシステムを統合し、重複するリソースを最適化することで、より効率的な運営が期待されます。
2025年7月3日からは、新たにティッカーシンボル「SWON」での株式取引がユーロネクスト・オスロ証券取引所で開始される予定で、これにより企業としての新たなスタートを切ります。顧客との関係を維持しつつ、従業員を確保することが最優先事項となります。
まとめ
SoftwareOneとCrayonの統合は、ソフトウェア及びクラウドソリューション分野での新たなビジョンと市場での影響力を強化する一歩となります。今後は顧客に対してさらに価値を提供するための新しいサービスやソリューションが期待されます。この合併によって、テクノロジーの価値を最大限に引き出し、お客様のデジタル変革を支援する新たなチャンスが広がることでしょう。
会社情報
- 会社名
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SoftwareONE Japan株式会社
- 住所
- 東京都港区赤坂2-5-8ヒューリックJP赤坂ビル8階
- 電話番号
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03-5005-2801