ウガンダ難民の自立支援に向けたRICCI EVERYDAYの取り組み
株式会社RICCI EVERYDAYは、2025年8月4日から9月12日までの期間中に実施したクラウドファンディングで、目標金額200万円を大きく上回る達成率203%を実現しました。合計で221名から集まった支援金は4,067,000円にも及び、これを使ってウガンダ北部の南スーダン難民の経済的自立を支援する新しいプロジェクトが始まります。
プロジェクトの背景
ウガンダは、数多くの難民を抱える国となりつつあります。近年、世界各地で発生している紛争により、新たな人道危機が発生し、特に南スーダンからの難民が多数流入しています。彼らは非常に厳しい生活状況の中、金銭的援助に頼らずに自らの力で生き抜く道を探っています。RICCI EVERYDAYはこの状況を受け、独自の支援の形を構築することにしました。
コミュニティ・ナビゲーター制度
新たに導入される「コミュニティ・ナビゲーター」制度は、難民たちが就労機会を確保できるようにするための重要な要素です。具体的には、高度な縫製技術を身につけた後、彼女たちが経済的に自立するために必要なコーチングやアドバイスを提供します。これにより、技術の定着をはかり、自立した生活が実現できる環境を整えます。
クラウドファンディングの成果
今回のクラウドファンディングでの成果は、単なる資金集めにとどまらず、難民たちに与える影響も大きいです。集まった資金は、6ヶ月間で6名以上のコーディネーターを育成し、150名以上の訓練を受ける難民を裨益することを目指しています。これにより、彼女たちが就労や起業の機会を得られるようになるのです。
代表・仲本のコメント
このプロジェクトを始めた仲本律枝氏は、「クラウドファンディングが成功したのは素晴らしい第一歩ですが、私たちの本当の挑戦はそこから始まります。これまで以上に多くの難民に技術を提供し、彼女たちの未来をサポートする体制を整えることが重要です」と語ります。今後はウガンダにおけるプロジェクトの効果を検証し、成果を世界中に広げる仕組みを構築していく予定です。
RICCI EVERYDAYについて
「RICCI EVERYDAY」は、アフリカンプリントの布地を使ったバッグやインテリアアイテム、アパレルを展開する生活雑貨ブランドです。ウガンダの工房で地域の女性たちが手作業で製品を作ることで、彼女たちの自信と誇りを育むことを目指しています。また、2025年8月に創業10周年を迎えるにあたり、さらなるものづくりプラットフォームの構築を進めていきます。
このたびの取り組みは、難民たちの人生を変えるだけでなく、地域社会全体にポジティブな影響をもたらすことが期待されています。RICCI EVERYDAYは、今後も支援を続け、持続可能な未来を共に築いていきます。