VTuberプロダクション「Fairy」が「VARiSE」に変貌、個性を重視した新たな挑戦が始まる

2025年6月1日、VTuberプロダクション「Fairy」が新たに「VARiSE」として生まれ変わることが発表されました。このリニューアルは、株式会社サイバースター（東京都渋谷区）によって行われ、プロダクションの方向性が大きくシフトすることを意味します。

「VARiSE」は、“Virtual”という無限の舞台で“Rise = 立ち上がる・輝く・進化”をテーマにしています。所属するVTuberたちは自身の個性を活かし、「存在で闘う」姿勢を持つことが求められており、これまでのVTuber業界とは異なる新しいアプローチが期待されます。

今回のリニューアルに際し、新たに2名のVTuberが参画しました。

まず紹介するのは、2025年6月20日にデビュー予定の「天羽ミカド」。彼は「唄であなたに寄り添いたい」というコンセプトを掲げ、VSingerとして活動を展開します。既に5月16日からYouTubeチャンネルではショート動画の投稿を開始しており、6月13日時点で3,690人の登録者を突破しています。このスピード感からも、彼が注目されていることが伺えます。

次に、6月14日にVARiSEに加入した「霜降いちぼ」です。彼は、個人VTuberとして活動してきた実績を持ち、“笑いと肉汁あふれる和牛エンタメ”を理念に、独自のキャラクターを展開しています。明るい関西弁を駆使し、ユニークな設定からも多くのファンに愛されており、彼の配信では過去にバズを起こしたこともあります。また、彼は音狼ビビとのコラボレーション「もちびっちゅ」でも話題を提供しており、今後の展開が非常に楽しみです。

天羽ミカドの初配信は2025年6月20日、霜降いちぼは6月22日となっており、これから彼らの活動がどのように進化していくのか注目です。

VARiSEの目標は、VTuberという枠にとらわれず、個性が活かされる次世代型エンターテインメントの拠点作りです。多様な才能が比較されることなく、自分自身の価値を評価される環境を構築することで、タレントの「存在そのもの」こそがブランドとなるような新しい時代を目指しています。

また、サイバースターは「CyberStar portal」というマルチプラットフォームを運営しており、クリエイター活動の可能性を広げて行く方針です。今後のVTuberやクリエイターたちの動向に大きな期待が寄せられています。これからもVARiSEおよびサイバースターは、新たな価値を持つタレントと共に“ゼロから世界へ届く声”を育て、バーチャルとリアルをつなぐ事業を推進していくことでしょう。