TICAD7サイドイベント
2019-08-20 07:00:08
TICAD7公式サイドイベント:アフリカにおける女性躍進とLGBTの現状
2023年8月27日から29日までの4日間、横浜で開催される第7回アフリカ開発会議(TICAD7)に伴い、「アフリカにおけるダイバーシティ&インクルージョン」をテーマにした公式サイドイベントが繰り広げられます。このイベントでは、ルワンダやモザンビークからのゲストスピーカーが登壇し、現地の取り組みや課題について発表されます。ルワンダの教育を考える会の代表やモザンビークのLGBT団体の代表、Oxfam GBマラウイの代表がその例です。
ルワンダでは、国会議員の61%以上が女性であり、これは世界的に見ても圧倒的な数字です。この成功の背後には、女性や障がい者、若者に対して議員数の一定割合を求めるクォータ制度の導入があります。例えば、大学教育を受けた女性が数多く政治に関与しており、その結果、ルワンダは他国に先駆けて女性の政治参加を実現しています。
モザンビークでは、2004年に労働基準法で性的指向による差別を禁止し、2015年にはLGBTが合法化されています。こうした法律の整備が、LGBTコミュニティの権利向上に寄与しています。また、HIV感染者が約100万人とされるマラウイでは、政府が主導となり、20年以上にわたり感染者に対する偏見をなくすための取り組みを続けています。「病を得ても働ける社会」を目指す姿勢は、世界中から注目されています。
主催団体の代表である田中真奈氏は、エチオピアやルワンダでの経験を経て、アフリカのイメージを変えたいとの強い思いを抱いています。現在、企業が注力している「ダイバーシティ&インクルージョン」というテーマは、草の根レベルからアフリカ全体に広がるべきだと彼女は強調しています。
公式サイドイベントは、パシフィコ横浜で行われるアフリカ開発会議の前日から始まりますが、主なイベントは入場制限があるため、一般の参加者は公式サイドイベントの方が入りやすいでしょう。展示ホールへの入場は無料で、事前の登録も不要です。市民を含め、広く一般の人々が参加しやすい内容となっています。また、展示ホールには授乳室も完備されており、乳幼児を連れた方も安心して訪れることができます。公式サイドイベントに関する情報は、外務省のホームページからダウンロードできるパンフレットを通じて得られます。また、詳細な情報は宗像財団のホームページでも確認できます。
このイベントを通じて、アフリカの多様性や進展がより多くの人に知ってもらえることを期待しています。公式サイドイベントは、アフリカの未来に向けた重要な一歩となることでしょう。
会社情報
- 会社名
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一般財団法人宗像協会
- 住所
- 東京都調布市国領町1-25-20-509
- 電話番号
-
070-1474-1515