サツマイモ収穫体験で子どもたちが学ぶ農業体験
泉大津市では、地域の農業活性化に向けた一環として、子どもたちのサツマイモ収穫体験を実施しました。このイベントは、南出賢一市長といずみの農業協同組合(JAいずみの)の谷口敏信組合長の協力のもと行われました。10月の初め、晴れ渡る空の下、市立かみじょう認定こども園の園児約80名が参加し、農業の大切さや食への関心を高める素晴らしい機会となりました。
地域資源を活用した食育
泉大津市の農地は2.2%と限られていますが、地域資源を最大限に活用したこのイベントの背景には、食糧危機への備えと市民の健康増進があるといいます。この取組みからは、食に対する感謝の念と農業への理解が生まれ、次世代の食育に繋がることを目指しています。
また、今回の収穫体験を通じて得られたサツマイモは、参加した子どもたちにプレゼントされるほか、市内の公立就学前施設の給食やクッキングイベントにも使用する予定です。こうした工夫によって、子どもたちは収穫の喜びを味わい、食べることの大切さを学ぶことができます。
オーガニックアカデミーの設立
さらに、JAいずみのとの連携によって、泉大津市では【オーガニックアカデミー】も開講される予定です。このアカデミーでは、有機野菜の栽培を目指す農業者や新規就農希望者に向けて、その栽培方法を指導することが目的です。座学の研修から実践的な農作業まで、多様なプログラムが用意され、地域内での農業の振興が期待されています。
持続可能な地域づくりへの取り組み
泉大津市は、【食と農】をテーマにした6つの分野の連携協定を結んでいます。健康増進、地産地消、都市農業、環境への配慮、食育、子育て支援など、多角的に地域を支える取り組みが行われています。これにより、地域の食文化を次世代へと継承し、持続可能な発展を目指す姿勢が伺えます。
このように、泉大津市が進めるサツマイモ収穫体験は、地域の教育や農業、食文化を融合させた素晴らしい試みです。子どもたちがこの経験を通じて得た感動や学びを胸に、将来の地域を支える存在となることを期待しています。
開催詳細
- - 日時: 11月18日(火)9時50分~10時30分
- - 場所: 泉大津市曽根町3丁目地内
- - 参加者: 泉大津市立かみじょう認定こども園の園児約80名、泉大津市市長南出賢一、いずみの農業協同組合代表理事組合長谷口敏信、オーガニックアカデミーの受講生
このイベントを通じて、泉大津市の未来を担う子どもたちが大きく成長することを願ってやみません。