新型ロボットの魅力
2025-06-25 11:02:27

ABBが発表した新大型ロボット3機種の魅力と機能

ABBの新大型ロボット、IRB 6730S、6750S、6760の全貌



ABBロボティクスは、次世代の大型産業用ロボットとしてIRB 6730S、IRB 6750S、IRB 6760の3機種を発表しました。この新たなロボットたちは、特にクラス最高の性能と環境への配慮が際立っており、業界に革命をもたらす存在として期待されています。

IRB 6730SとIRB 6750Sの特長



IRB 6730SおよびIRB 6750Sは、棚置き型のロボットとして設計されており、生産ラインにおけるロボットの密度を向上させることを目指しています。両機種ともに最大可搬重量が350kgであり、これにより高所や二階に設置することが可能です。床置き型ロボットとの組み合わせで、さらなる生産性の最大化が図れる点が特長です。

また、これらのロボットは垂直・水平方向への優れた可動範囲を誇ります。このため、自動車や鋳造業界、さらには一般製造業において、鋳造や射出成形、スポット溶接など、さまざまな作業スペースの最適化に寄与する理想的なソリューションとなります。

IRB 6760:高性能プレス搬送ロボット



一方、IRB 6760はABBが最新技術を駆使して開発したプレス搬送ロボットです。中規模のプレスライン向けにデザインされており、過去最高の性能を発揮します。このロボットは、ABBの炭素繊維製のツーリングブームと併用することで、業界最高の速度を実現しています。最大15ストローク/分、つまり900個/時の生産性を誇り、自動車やエレクトロニクス、一般製造業の多岐にわたる分野での利用が可能です。

新型の3機種すべてはABBの先進的なコントローラ、OmniCore™で稼働します。これにより、消費電力を20%削減しつつ、クラス最高レベルのパフォーマンスが実現されています。たとえば、IRB 6750SはOmniCore™コントローラとの組み合わせにより、0.9mm以下のパス精度を達成しました。

システムの連携と効率の向上



ABBの新型ロボットは互いに協力して動作できるように設計されています。具体的には、10台のIRB 6730SまたはIRB 6750S棚置き型ロボットが、8台のIRB 6710~IRB 6740床置き型ロボットと連携することで、車体のスポット溶接の箇所数を15秒間で70箇所から80箇所に増やすことが可能です。また、モジュール設計によりスペアパーツやサービスツールの共有が簡単になり、トータルコストの削減にも繋がります。

新ロボットのデモと今後の展望



ABBの新しい大型ロボットは、2025年6月24日から27日までドイツのミュンヘンで開催されるAutomatica Showで初公開される予定です。これらの新型ロボットがどのように現場でのオペレーションを変革していくのか、今から目が離せません。

おわりに



ABBロボティクスは、業界の最前線で革新を続けています。自動化が進むとともに、ますます重要性が増しているロボット技術において、ABBが提供する新型ロボットは、労働力不足や持続可能な事業運営といった課題への解決策となるでしょう。今後の動向に注目です。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

会社情報

会社名
ABB株式会社
住所
東京都品川区大崎2-1-1ThinkParkTower22階
電話番号
03-4523-6151

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。