宇宙輸送の新展開
2025-04-16 13:51:22

将来宇宙輸送システム株式会社、小型ロケット液体メタンエンジン燃焼試験に成功

将来宇宙輸送システムが宇宙輸送を進化させる



将来宇宙輸送システム株式会社(ISC)は、東京都中央区に本社を置くスタートアップ企業で、「毎日、人や貨物が届けられる世界。そんな当たり前を宇宙でも。」というビジョンのもと、宇宙往還を可能にする輸送システムの実現を目指しています。最新の動向として、同社は小型ロケット「ASCA hopper」による液体メタンエンジンの燃焼試験に成功したことを発表しました。この成果は、当社にとって重要な一歩です。

ASCA hopperミッションの概要



「ASCA hopperミッション」は、ISCが開発する再利用可能な宇宙往還機「ASCAプロジェクト」の初めての試験として実施されました。このミッションは、以下の3つの要素について確認を行うことを目的としています。
1. ロケットエンジンの燃焼
2. 機体の離着陸
3. 再使用に必要な点検・整備

この試験を通じて、次に予定されている小型衛星打上げ機「ASCA 1」や有人宇宙輸送機「ASCA 2」に向けた、再利用型ロケットの開発能力を高めることを目指しています。

液体メタンエンジンの燃焼試験に成功



今回の試験では、推進剤として液体メタン、酸化剤として液体酸素を使用した液体燃料ロケットエンジンの性能確認が行われました。初回の試験は2024年9月に実施されましたが、残念ながら成果は得られませんでした。しかし、その後原因を解析し、出力向上のための対策を講じた結果、2025年3月12日から18日にかけて愛知県碧南市での試験に成功を収めました。

この試験での燃焼は、通常青色であるはずのメタンの炎が、燃焼器内の断熱材の影響によりオレンジ色となっていることが確認されました。また燃焼試験の結果として、着火シーケンス中の推進薬流量とバルブ開閉タイミングの調整によって、燃焼を安定させるための条件を整えることができました。計6回行った試験では、着火時間が8.3秒、推力4.3kNを達成しました。

この成果によって、ISCは国内で液体メタンエンジンの燃焼試験に成功した民間企業の4社目となりました。

今後の展望



今後、今回の試験で得られた知見を基に、別のプロジェクトである小型衛星打上げ機「ASCA 1」や有人宇宙輸送機「ASCA 2」の再使用型ロケット開発をさらに進めていく計画です。将来的には、宇宙旅行という新たな産業を創出するために、引き続き挑戦を続ける姿勢を堅持しています。

人材採用と宇宙旅行の先行申込



当社では、宇宙事業の発展を支えるために積極的に人材を採用しています。「日本から宇宙へ」との熱い想いを持った方々をお待ちしています。また、宇宙旅行の先行申込も受け付けており、興味のある方は是非ご応募ください。

採用情報とお問合せページ




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会社情報

会社名
将来宇宙輸送システム株式会社
住所
東京都中央区日本橋1丁目4−1 日本橋一丁目三井ビルディング5階
電話番号

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