春と秋がキタぞぅの誕生
小田象製粉株式会社が新たに発売した「春と秋がキタぞぅ」は、北海道産の小麦3品種を使用した贅沢なブレンド商品です。この新製品は、国産小麦の利活用が求められる現在において、魅力的な選択肢となることを目指しています。
開発背景
近年、食料安全保障の強化が重要なテーマとして注目されています。特に、小麦の国内自給率は非常に低く、約15%を維持しているに過ぎません。ほとんどの小麦が輸入に依存しているため、国際情勢や輸入価格の高騰リスクが懸念されています。一方、北海道産小麦は、その風味や製パンの適性が高く評価されており、ベーカリー業界でも積極的に使用されています。
小田象製粉はこれまでに「春がキタぞぅ」と「秋がキタぞぅ」を展開し、共に人気を博しました。そしてシリーズ第3弾となる「春と秋がキタぞぅ」は、北海道産小麦の特徴を最大限に生かすことをテーマとして開発されました。
製品の特徴
「春と秋がキタぞぅ」は、北海道産の3品種—“春よ恋”、“きたほなみ”、“ゆめちから”—の特徴を活かし、理想的な配合でブレンドされています。具体的には、以下のような特性が融合しています。
- - 春よ恋: 豊かな風味を生かし、パンに深い味わいを与えます。
- - ゆめちから: 超強力なグルテンを持っており、パンの膨らみや生地の弾力感を向上させます。
- - きたほなみ: 適度な伸展性があり、さまざまな烘焙技術に対応可能です。
このブレンドにより、甘味・香ばしさ・もちもちした食感を兼ね備えた高品質な生地作りが実現しました。また、食パンやクロワッサン、さらに中華麺などへの幅広い加工に対応できる優れた作業性も特長です。
さらなる可能性
小田象製粉は、「春と秋がキタぞぅ」を通じて、さまざまな新商品提案の可能性を広げていく意向を示しています。製パンはもちろん、調理用の中華麺でも、優れた弾力とコシを持つ麺を実現しています。これにより、時間が経ってもその食感が損なわれにくく、さまざまな料理に活用が期待できます。
キタぞぅシリーズの展望
小田象製粉の「キタぞぅシリーズ」は、これはただの製品群ではありません。北海道産小麦の魅力を最大限に引き出し、食文化に新たな風を吹き込み、多種多様な商品づくりの可能性を探ることに焦点を当てています。2022年から始まったこのシリーズは、今後もさらなるバリエーションの拡充が期待されるでしょう。
まとめ
北海道産小麦を贅沢にブレンドした「春と秋がキタぞぅ」は、小田象製粉が提案する新しい小麦粉の選択肢です。食文化や製品開発の新たなステージに向けて、これからの広がりが楽しみです。