早期発見が難しい「すい臓がん」が40代以上に最も恐れられている!
Craif株式会社が実施した「がんに対する意識調査」で、40~74歳の消費者のうち、64.3%が「すい臓がん」を最も怖いと感じていることが明らかになりました。これは、2023年の年間死者数において「すい臓がん」が「胃がん」を抜いて3位になったという現実を反映していると考えられます。
調査結果によると、多くの人が「すい臓がんの早期発見が難しい」ことを認識している一方で、具体的な検診方法やリスクファクターに関する知識は不足している現状が浮き彫りになりました。
すい臓がんに対する意識調査:主な結果
怖いと思うがん種1位は「すい臓がん」
すい臓がんが怖いと感じた理由1位は「早期発見が難しい」
約7割が、すい臓がんは「早期発見が難しいこと」を認知
約6割が、すい臓がんの検査は市区町村や人間ドックに含まれておらず、有効な検診手法が確立されていないことを知らなかった
約7割が、血液検査(腫瘍マーカー)では早期ステージのすい臓がんを見つけにくいことを知らなかった
早期発見の難しさ:原因と課題
すい臓がんの早期発見が難しい理由は、以下のような要因が挙げられます。
症状が出にくい:初期段階では、症状がほとんど出ないか、他の病気と間違えやすいことが多く、早期発見が困難です。
位置の問題:すい臓は腹部の奥深くにあるため、通常の検査では見つけるのが難しいです。
有効な検診方法の不足:現状では、すい臓がんの早期発見に特化した有効な検診方法が確立されていません。
早期発見が生存率に大きく影響
すい臓がんは、早期発見できれば生存率が向上する可能性が高い一方、進行してから発見した場合、治療が難しく、生存率が低いのが現状です。
対策:啓発活動と検査の普及
Craif株式会社は、すい臓がんの早期発見の重要性を啓発し、より多くの人が「マイシグナルシリーズ」などの検査を受けられるように、普及活動を進めています。
「マイシグナルシリーズ」は、尿やだ液を採取するだけで、最大7種類のがんリスクを評価できる検査です。経済的な負担を抑え、手軽に検査を受けられる点が特徴です。
「がんとの戦争に終止符を打つ」という強い意志
Craif株式会社の代表取締役CEO小野瀨 隆一氏は、「がんとの戦争に終止符を打つ」という強い意志を持って、がん医療の改革を目指しています。
今回の調査結果を踏まえ、Craif株式会社は今後も、がん検診の普及や正しい知識の啓発など、積極的な活動を続けていく方針です。