2026年から2028年卒の採用活動に関する調査結果
2026年から2028年卒業生に向けた新卒採用活動について、大学生協事業連合UNIVCOOPキャリアナビ事務局が発表した調査結果を基に、採用の現状や今後の見通しを詳しく見ていきます。この調査は、株式会社キャンパスサポートが運営し、301社の企業・団体を対象に実施されました。毎年秋に行われるこの調査では、採用活動の実態の把握とサービスの向上を目的としています。
2026年卒の採用状況
採用予定人数に関しては、前年とほぼ同水準もしくは増加を見込む企業が多くみられます(図1)。驚くべきことに、採用を完了している企業は全体の約3分の1に上り、これは過去3年でのポジティブなトレンドと言えます。一方で、依然として半数以上の企業が予定通りの採用人数を確保できていない実情が続いています(図2)。
2027年卒の採用活動内容
2027年卒の採用予定数は前年より若干の減少が見られ、「変わらない」という企業が7割を超えています(図3)。採用意欲は保たれているものの、状況に応じて数を引き上げることには慎重さが求められています。さらに、インターンシップの情報公開については、年々スタートが早まっており、採用広報の始まりが4月からという企業が増加しています(図4)。
また、多くの企業が自社イベントやオープン・カンパニーといった活動を行い、学生との接点を積極的に持つよう努力しています。従来のインターンシップに加え、実践的なプログラムへの参加意欲が高まっていると報告されています(図6)。
学生への認知と広報活動
認知形成のため、企業は学内説明会や合同説明会への参加を重視しており、これにより学生との接点を深めています。このアプローチは前年よりも増加しており、大学ごとの具体的なアプローチを強化する取り組みも進められています(表1)。また、ナビサイトへの掲載よりも学生との直接的な接触を求める企業が増えています(図7)。
採用課題
このような活動の中でも、ナビサイトでの集客不足が依然として大きな課題として挙げられており、質の問題も浮き彫りになっています。母集団形成に対する満足度が低い企業も増えている中で、選考過程における内々定後の辞退者が増加傾向にあり、企業は採用の後半段階での不安を抱えています(表2)。
2028年卒の採用状況の見通し
2028年卒の採用見込みについては、約半数の企業が計画未確定であるものの、「前年並み」を見込む企業が多いというデータがあります(図9)。採用予算も昨年を基準とする傾向が続く見込みです(図10)。
採用広報の開始時期は年々早まり、春の3〜6月に多くの企業が集中して採用活動を行う状況が進行中です。この流れは今後も続くと見込まれています(図11、図12)。また、外部イベントへの出展も活発で、早期から積極的に参加する企業が増えていることも分かりました。
加えて、調査結果には「保護者向けの取り組みについての調査も含まれており、情報の詳細は各種資料として提供されています。
まとめ
この調査結果は、新卒採用の厳しい環境と学生との接点を深める企業の努力を反映しています。今後の採用活動において、質の確保をどう行うか、企業側の施策が求められる時代に突入していることが明らかです。