旭松食品が食品産業もったいない大賞審査委員長賞を受賞!
この度、旭松食品株式会社が「第13回食品産業もったいない大賞」において、審査委員長賞を受賞しました。この賞は、公益財団法人食品等持続的供給推進機構主催により、持続可能な食の在り方を提唱する企業に贈られます。旭松食品は、大阪市を本社に構え、長野県飯田市を本店とする食品メーカーで、高野豆腐の製造を行っています。
新たな資源循環の仕組み
受賞の要因は、高野豆腐の生産過程で生じる副産物、微生物塊にあります。この微生物塊を廃棄せず、地域で発生した間伐材チップとともに有機質肥料「ソイバイオソイル」として生まれ変わらせる取り組みが評価されました。「ソイバイオソイル」は、耕作放棄地を活用し、地域の就労継続支援事業所と共同で農産物の栽培へとつながり、持続可能な農業を実現しています。
大豆畑で除草作業を行う就労継続支援事業所の皆さん
令和6年度の実績
令和6年度には、なんと698トンもの微生物塊を使用し、639トンの「ソイバイオソイル」を生産。この肥料の使用者は年々増加し、農福連携を通じて延べ1,000人を超える作業者が関わるなど、活動規模が着実に拡大しています。これにより、地域の雇用創出にも寄与しています。
未来への展望
今後も旭松食品は、もったいない資源を有効活用し、地球温暖化防止や省エネルギーを推進し続ける方針です。また、地域コミュニティの活性化と農福連携を進め、持続可能な社会の構築に向けて力を入れていくことでしょう。
旭松食品の企業情報
- - 社名: 旭松食品株式会社(ASAHIMATSU FOODS CO., LTD.)
- - 代表者: 代表取締役社長 木下博隆
- - 所在地: 大阪府大阪市淀川区田川3-7-3
- - 資本金: 1,617百万円
- - 事業内容: 凍豆腐、即席みそ汁、スープ類、介護食(カットグルメ)などの製造販売
- - 公式サイト: 旭松食品株式会社
このように、旭松食品はただ食品を製造するだけでなく、地域社会とともに持続可能な未来を描く企業として注目を集めています。今後の活動にもぜひご注目ください。