修繕積立金のトレンド
2025-06-17 12:59:19

中古マンションの修繕積立金・管理費の値上げトレンドを徹底分析

中古マンションの修繕積立金と管理費の現状



最近、マンションの修繕積立金や管理費が高騰しているという話を耳にすることが増えました。特に、物件の購入を検討している人にとって、これらの費用は無視できない重要な要素です。今回は、株式会社LIFULLが提供する不動産情報サービス『LIFULL HOME'S』の調査結果をもとに、中古マンションの修繕積立金と管理費について詳しく見ていきます。

修繕積立金の動向



マンション購入時にまず注目されるのは物件価格ですが、修繕積立金についても注意が必要です。このコストは、将来の修繕に備えて積み立てておく費用であり、特に築年数の経過とともにその金額に影響を与えます。2025年のデータによると、築16-20年の物件における修繕積立金が最も高額で、その理由として、古くなった建物には多くの修繕が必要になるためです。

また、東京都を含む1都3県においては、築31-35年が修繕積立金の最高値となりました。これにより、新たにマンションを購入する際には、将来的な修繕コストも視野に入れる必要があることがわかります。

エリア別の比較



次に、エリアによる修繕積立金と管理費の差異についても調査されています。東京都内では平均年額167,200円の修繕積立金が設定されていますが、千葉県や埼玉県と比較すると、郊外の方が物件価格に対する負担割合が大きいことがわかりました。特に千葉県では0.5%と高い数字が出ており、これは高価格物件が多いためです。

管理費に関しても、東京都が171,715円で最も高く、築年数が浅い物件ほど管理費も高額になりやすい傾向にあります。これらのデータから、マンションの取得過程ではエリアごとに異なるコストを考慮する必要があることがわかります。

時間的変化と将来の展望



さらに、過去数年の時間軸で見ると、修繕積立金と管理費は両者とも増加傾向にあることが示されています。具体的には、2010年から2025年の間に、修繕積立金は月額で3,881円から5,023円上昇し、管理費は2010年に最も高かったものの、2015年には大きく下落。その後再び上昇基調となっています。

このトレンドを踏まえ、新たにマンションを購入する際には、初期費用だけでなく、将来的なランニングコストにも注意を払わなければなりません。修繕積立金や管理費の変動は、居住者にとって重要な経済的影響を及ぼす要因となるからです。

結論



LIFULL HOME'Sの調査結果から、修繕積立金や管理費には明確な地域差や築年数による差異が見られることがわかりました。これからマンションを購入するなら、価格だけに目を向けず、これらの管理費用をしっかりと把握することで、将来の予見可能性を高めることができるでしょう。これからの不動産購入に際しては、より一層の注意が必要であると言えます。


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会社情報

会社名
株式会社LIFULL
住所
東京都千代田区麹町1-4-4
電話番号
03-6774-1600

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