株式会社データックは、東京都千代田区に本社を置き、リアルワールドデータ(RWD)に特化した研究を行っています。医療と疫学の接点であるRWDは、製薬業界など様々な領域で活用が広まっていますが、実際の臨床現場での課題解決には多くの専門性が求められます。このたび彼らがスタートさせた新企画「臨床と疫学をつなぐフロンティア 〜実臨床に活きるRWD研究の舞台裏〜」は、そのような課題に注目したインタビューシリーズです。
このシリーズでは、実際にRWDを用いてデータベース研究を行っている臨床医へのインタビューを通じ、現場でどのような課題意識を持って“問い”を設定し、それをどのように実際の研究デザインに反映しているのかを掘り下げていきます。
第1回目のインタビューには、千葉大学医学部附属病院の宮地秀明先生が登場します。彼は皮膚科領域でのRWD研究を実施しており、具体的な研究デザインのプロセスや臨床の知見に基づいた仮説構築に関する工夫を教えてくれました。さらに、論文化された研究成果が臨床に与える影響についても言及しており、実践的なヒントに満ちた内容となっていました。また、皮膚科における希少疾患というテーマは、データ取得の限界やバイアスといった点を考慮しなければならないチャレンジングなもので、限られたデータを活かす重要性が強調されています。
データックは、この新企画を通じて、さまざまな領域におけるRWDの重要性を広めていく方針です。医療の質に差が生じる現状を受けて、代表の二宮英樹氏は常に医療データの正しい扱いを推進することの必要性を感じ、RWD研究の推進を目指してデータックを創業しました。
今回の取り組みによって、医療業界全体に向けたリテラシー向上や知識の共有が進むことが期待されます。データックは今後もアカデミックな場だけでなく、カンファレンスやメディアなど多様なチャネルを通じて、「医学の知の創出を加速する」というミッションに基づいた活動を展開していきます。 RWDに関するインタビュー記事は、メールアドレスの登録後に閲覧可能となっています。
ぜひ、医療の最前線でのRWD研究の実際に触れてみてください。具体的な問いの立て方や研究デザインの工夫を通じて、自身の研究活動に役立てられるでしょう。データックは、人々の健康に貢献するため、今後も努力を重ねていく所存です。