カーボンニュートラル空間
2025-01-22 14:19:25

南足柄市がカーボンニュートラル啓発空間を庁舎内にオープン

南足柄市が新たなカーボンニュートラルの取り組みをスタート



神奈川県南足柄市が、2050年のカーボンニュートラル実現に向けた新たな一歩を踏み出しました。2022年に「南足柄市ゼロカーボンシティ宣言」を行い、地域の事業者との連携を強化しています。市内の企業と行政が一体となり、脱炭素社会の実現を目指す「南足柄市カーボンニュートラル・パートナーシップ協定」に現在40の事業者が参加中です。

官民共創で完成した啓発空間



この度、新たに「スーパー分別プロジェクト南足柄」なるプロジェクトが立ち上がり、南足柄市庁舎内にカーボンニュートラル啓発空間をオープンしました。この空間は、南足柄市の木材を使用してデザインされ、地域の特色と環境意識を融合させたものです。

この啓発空間の目玉は「CO2を食べる自動販売機」や、足柄三山をモチーフにしたペットボトルキャップ専用の回収BOX。市民はここでペットボトルを分別し、再利用の大切さを学ぶことができます。

市産材による空間設計



約10㎡の空間は、南足柄市産のスギの間伐材が使用されています。この木材は、光合成を通じてCO2を吸収し、炭素の形で保存する役割を果たします。木材の利用は、カーボンニュートラル実現に向けた重要な施策とされています。

CO2を吸収する自動販売機



また、アサヒ飲料株式会社の「CO2を食べる自動販売機」は、実際に稼働電力由来のCO2を最大20%吸収できる仕組みが搭載されているため、環境への影響を軽減することに貢献しています。この機械が吸収するCO2の量は、スギの木約20本分に相当し、効果的な資源循環が期待されています。

ペットボトルキャップの回収BOX



足柄三山(明神ヶ岳、金時山、矢倉岳)をテーマにしたペットボトルキャップの回収BOXも設置されており、ここで集められたキャップは、小学校での環境教育に活用されます。子どもたちに対して、ゴミが資源に変わることを学ぶ機会を提供するという趣旨のもと、学校との連携が進められています。

環境啓発活動の展開



「スーパー分別プロジェクト南足柄」では、小学生を対象にプラスチックゴミ削減に向けた環境啓発授業を実施し、温暖化対策について真剣に考えるきっかけを提供しています。子どもたちは、家庭から持ち寄ったキャップを回収する活動に参加し、資源の大切さを実感しています。

完成披露会の開催



新しいカーボンニュートラル啓発空間は、市民、企業、行政が協力して未来をつなげる場になっています。その完成を祝う披露会が2024年1月27日(月)に南足柄市役所1階アトリウムで実施されます。これにより、さらなる市民の参加と理解が促進されることを期待されています。

問い合わせ先



詳細についての問い合わせは、産業振興課(電話:0465-73-8029)までご連絡ください。エコな未来を目指す取り組みが、地域全体を巻き込んでさらに広がっていくことが期待されます。


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会社情報

会社名
南足柄市
住所
神奈川県南足柄市関本440
電話番号
0465-74-2111

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