まえばし穣工房開設
2025-06-02 11:08:16

群馬県前橋市に新たに「まえばし穣工房」がオープンしました

新たな農業支援拠点「まえばし穣工房」の誕生



パーソルグループの特例子会社、パーソルダイバース株式会社が群馬県前橋市に新たな支援拠点「まえばし穣工房」を2025年6月2日に開設しました。この拠点は群馬県内で5番目の施設であり、地域の農業と福祉の連携を通じて、障害のある方々の雇用機会の拡大を目指しています。

まえばし穣工房の概要



「まえばし穣工房」は、〒371-0013 群馬県前橋市西片貝町4-8-22に位置し、JR両毛線の「前橋駅」から市営バスで「保健センター入口」まで約4分の距離です。ここでは、障害のある社員が地元の農家や自治体、JAと協力しながら農業支援業務に従事します。特に、農業と福祉の融合を目指した「農福連携」がこの工房の鍵となります。

障害のある社員の活躍の場



パーソルダイバースは、障害のある方々が自分らしく働ける環境を提供するために、群馬県内で様々な支援事業を展開しています。これまでに「とみおか繭工房」や、「Merci Cocon & Café」などの施設を運営しており、これらの拠点では150名以上の障害のある社員が積極的に活躍しています。特に、富岡市の養蚕業を支える「とみおか繭工房」では、地域の課題を解決するために障害者が大きな役割を果たしています。

地域の農業の課題と解決策



農業界では、従事者の減少や高齢化が進む中、深刻な人材不足が懸念されています。この問題は耕作放棄地の増加や、農業生産性の低下といった形で顕在化しています。こうした課題に対して、新たに設立されたまえばし穣工房は農福連携を通じた人材の確保を進め、地域農業の活性化に寄与することを目指しています。具体的には、地域への定期的な農作業支援を通じて、農業従事者と障害のある方々が協力していくモデルを構築する計画です。

援農モデルの実施



まえばし穣工房では、「援農モデル」を基にした活動を行い、地域の農家と連携しながら農作業を受託します。これは、指導スタッフ1名と障害のある社員3~6名で構成されるチームが箱作業や収穫を行うもので、神奈川県の成功事例を参照しつつ、地域への利用効果を高めることを目指しています。この取り組みから、地域の農業支援だけでなく、障害のある方々に新たな就業機会を提供することが期待されています。

地域への貢献と展望



パーソルダイバースのマネジャー、広瀬雄一氏は、「地域で活躍するためには、農業の持続可能な発展が不可欠であり、障害のある方々が地域の一員として貢献できる環境作りが急務です」と語っています。同社は今後、障害者の雇用を進めるために、自治体やJAと共に安定した農作業の受託体制を構築すると述べています。

このように、まえばし穣工房の開設は、農業支援と福祉の新たな側面を融合させ、地域社会に根付いた取り組みを実現する一歩となります。地域を支える力として、今後の活躍が非常に楽しみです。


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会社情報

会社名
パーソルダイバース株式会社
住所
東京都港区港南1-7-18 A-PLACE品川東 6F
電話番号

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