障がい者アーティスト山下重人さんの個展が実現
日本リユースシステム株式会社が推進する「古着deワクチン」がこの度、障がい者アーティストの山下重人さんの個展を支援する運びとなりました。山下さんは進行性筋ジストロフィーを抱えながらも、独自の芸術活動を続け、多くの人々に感動を与えています。彼の個展は、約20年間の創作活動を経て実現したものであり、彼の人生の集大成とも言える特別な展示です。
古着deワクチンとは
「古着deワクチン」とは、家庭で不要になった衣類を寄付として提供し、その寄付に応じてポリオワクチンを発展途上国に提供する取り組みです。顧客は不要な衣類を簡単に手放せる上、寄付が途上国の子どもたちの命を救うことに繋がります。2010年から始まったこのプロジェクトは、総計約64,651,100着の衣類を有効活用し、9,122,110人分のポリオワクチンを寄付する成果を上げています。
山下重人さんのアート活動
山下重人さんは1973年に宮崎県で生まれ、宮城県に在住しています。彼は26歳のときに人工呼吸器を使用するようになり、その後はCG制作をメインにアーティストとして活動しています。一般社団法人障がい者アート協会の登録作家として、様々な作品を一般企業で採用されています。今回の個展は、彼が実現したいという強い想いのもとに、古着deワクチンの利用者たちによる支援のおかげで実現しました。
個展「使命とは己の命の使い道」の開催
個展のタイトルである「使命とは己の命の使い道」は、山下さん自身の理念を反映したものです。彼は、病と闘うなかでも「描くこと」「綴ること」に命をかけてきました。色々な経験を通じて出会った人々や色、言葉への感謝の思いを作品に込めています。個展を通じて、来場者に心に灯をともすメッセージを伝えることを願っています。
山下さんは「古着deワクチン」の利用者や、自身の創作活動を支えてくれたすべての人々への感謝の気持ちをもってこの展示を開催します。彼は作品を通じて、その感謝を形にし、最終的にはこれが彼の「ありがとう」を表現した最後の展覧会となると語っています。
今後の展望
日本リユースシステム株式会社は、今後も障がい者アート協会と協業し、才能豊かな障がい者アーティストの芸術活動を支援していく方針です。障がいがあっても才能を持つアーティストたちが自由に表現できる環境を整え、少しずつ社会に貢献できる取り組みを続けていきます。
企業情報
- - 会社名: 日本リユースシステム株式会社
- - 所在地: 東京都港区港南2-15-1、品川インターシティA棟28階
- - 設立: 2005年6月28日
- - URL: 日本リユースシステム株式会社