VR技術が切り開く新たなデザインの可能性
現代の3DCG(3次元コンピューターグラフィックス)デザインは、多くの場合、マウスとキーボード、そしてコンピュータースクリーンを使って行われています。この手法では、平面的な画面を用いて立体的な作品を制作するため、角度を変えたり、様々な視点から確認しながらの作業が必要です。このプロセスは、時に直感的とは言えず、複雑な作業になってしまうことが多いです。しかし、仮想現実(VR)の導入がこれを大きく変える可能性を秘めています。
最新のVR技術を採用することで、デザイナーは目の前に立体的な3DCGが存在しているかのように感じることができます。専用のコントローラーを用いることで、物に触れる感覚を得ながら直感的にデザイン作業を行うことが可能となり、制作にかかる時間を大幅に短縮することができます。
「MARUI 3 “無限”」の登場
このたび新たにリリースされた「MARUI 3 “無限”」は、VR環境での3DCGデザインの作業効率を倍増させるために開発されました。このソフトウェアの開発には、海外から招待された3DCGデザイナーの協力があり、実際のデザイナーの視点を大切にした制作プロセスが採用されています。
同社が提供するデザインソフト「Maya」は、ハリウッドの映画制作スタジオでも愛用されている高機能なソフトウェアです。1000以上の多彩な機能を持つ一方で、VR環境で有効活用するにはメニューの複雑さが課題となっていました。今回の「MARUI 3」では、使用の目的に応じた4つの異なるメニューを用意し、シンプルなユーザーインターフェースに改善されています。さらに、新たに追加されたメニューのカスタマイズ機能や音声認識機能により、より柔軟な操作が可能となりました。
アップグレードされたチュートリアル
加えて、体験型チュートリアルも改善され、ユーザーの知識や使用目的に合わせた学習が可能になったことで、初心者から上級者までが効率的に習得できる内容に仕上がっています。自社で行ったテストでは、従来のデザイン方法とVR環境での作業を比較した結果、最大50%の作業時間短縮が確認されています。
市場展開と今後の展望
現在、アメリカやヨーロッパには多くのユーザーを抱える株式会社MARUI-PlugInですが、日本市場へのアプローチを強化し、今後1年以内に1000人のユーザー獲得を目指しています。このような新しい技術が広まることで、多くのクリエイターが恩恵を受けることでしょう。
MARUI 3 の使用条件
- - Autodesk Maya(LTを除く)2014〜2018年のバージョン
- - VRヘッドセットと各専用コントローラー(Oculus Rift / HTC Vive / Windows MR)
料金プラン
1. 月額ライセンス:50ドル
2. 買い切りライセンス:550ドル
詳しい情報は
公式HPをご覧ください。
会社情報
株式会社MARUI-PlugInは、大阪を拠点とし、ドイツ人社長が率いる国際色豊かなチームです。奈良先端科学技術大学院大学と大阪大学の技術力を活かし、大阪のスタートアップエコシステムに根付いています。もともと大阪に恋した社長の元、最先端の技術で地域社会に貢献することを目指しています。
お問い合わせ先
株式会社MARUI-PlugIn
電話:080-9141-4456
メール:
[email protected]
担当:栗林(くりばやし)