TEACが新たに発表した『TD-9000T PNPタイプ』の魅力
TEAC(ティアック)は、プレス・圧入装置向けのロードセル用カラーグラフィックデジタル指示計『TD-9000T』のラインナップに、新しい外部入出力接点方式『PNPタイプ』を追加することを発表しました。この新型は2024年12月に発売予定で、ユーザーのニーズに応える機能が満載です。
『TD-9000T』の基本機能
『TD-9000T』は、荷重やストロークの計測を行うためのデジタル指示計で、主にプレスや圧入装置での使用が想定されています。24ビット、25kHzの高精度A/D変換を実施しており、精密なデータ測定が可能です。さらに、操作性を重視した4.3インチのタッチパネルモニターを搭載しており、直感的に使える設計となっています。
新たに追加される『PNPタイプ』
従来のNPNタイプに新たにPNPタイプが加わることで、特に欧州市場における需要に対応できるようになりました。これにより、より多くの業界での使用が可能になり、顧客層の拡大が期待されます。
改善された主な機能
1.
末尾基準機能の追加
計測終了時の変位を基準とし、新たに測定開始点をマイナスで設定する機能が追加されました。
2.
スケールシフト&ズーム機能
波形の選択部分がフルスケールまで拡大できるようになり、より視認性が向上しました。
3.
SDカード記録機能の改善
ワークごとに保存可能なフォルダ形式を採用し、記録データの最大数を5000に制限。最新の測定データを効率的に保存できます。
使いやすさの向上
連続判定モード時に表示値を固定できる機能が追加され、作業効率がさらに向上します。
本体メモリには70件、SDカードに16,000件のデータを保存可能で、長期間にわたるデータ管理が行えます。
日本語、英語、中国語、韓国語の4つの言語に対応しており、国際的な使用にも適しています。
環境への配慮
TEACは、製品がRoHS、CE、ULを取得していることを明らかにしており、環境に優しい製品作りを推進しています。これにより、企業の社会的責任を果たしつつ、顧客への安心を提供しています。
主な販売先
『TD-9000T』は、プレスや圧入装置メーカー、自動車部品業界、モーターメーカー、各種試験機メーカー、そしてロードセルメーカーなど、多様な業界および分野に向けて販売されています。これにより、広域なニーズに応えることが可能です。
TEACの新しい『TD-9000T PNPタイプ』は、性能の高さと使いやすさを両立させた製品であり、今後の市場での活躍が楽しみです。詳しい情報は
公式サイトで確認できます。