子どもたちの主体性を育む「クラス会議」とは?
イベント概要
2025年6月14日、株式会社NIJINが主催するオンラインイベント「子どもが動き出すクラス会議とは?──主体性を育てる学級づくりの第一歩」が開催されます。このイベントでは、著名な教育者である門野幸一氏を講師に迎え、主体性を持った学級づくりの具体的なアプローチと、その重要性について考えていきます。
クラス会議の意義
「主体的・対話的で深い学び」への関心が高まっていますが、実際の教室では話し合いの内容が形骸化し、特定の児童に偏ってしまうことが多いのが現状です。多くの教員が直面している悩みは、クラス会議を実施しても子どもたちが話すことはあっても、行動に繋がらないということです。これは、教員が司会になってしまい、子ども主体にならない状況が引き起こしているのです。
イベントの目的
本イベントの目的は、こうした実践的課題を解決し、子どもたちが“話す”だけでなく“動き出す”クラスをどのように作り上げるかを掘り下げることです。門野氏は、国内外での豊富な指導経験をもとに、具体的なエピソードを交えて「クラス会議」の実際の運営方法について紹介します。
登壇者のプロフィール
講師の門野幸一氏は、公立小学校の教員であり、クラス会議を活用した学級経営の実践者です。文部科学省の在外教育施設派遣教員としてマレーシアに赴任した際には、日本と現地の教育システムをつなぐ架け橋としての役割を果たしてきました。彼の指導法は、子どもたちが自ら問題を認識し、解決に向かって行動する力を育むことに重点を置いています。
「クラス会議」の実践方法
門野氏は、クラス会議を実施する際の具体的な手法として、参加者全員の発言を促す工夫や、評価制度の見直しを提案しています。具体的には、発言を記録するボードを使用して、子どもたちの意見を視覚化し、クラス全体がその内容を意識できるようにすることなどです。また、定期的にフィードバックを行うことで、子どもたちの意見が反映されやすい環境を整えることも重要です。
参加者の声
今回のイベントに参加することで、多くの教員が自身の学級運営に対する視点を変えることができるでしょう。門野氏の実践を聞くことで、異なるアプローチがどのように有効かを体感し、自分自身の教室にも取り入れやすいノウハウを学べる貴重な機会です。
セミナー参加方法
このオンラインセミナーは、Zoomを通じて開催され、参加費は2,200円(税込)となっています。興味がある方は、公式サイトから申し込むことができます。
まとめ
教室で子どもたちが自ら課題を見つけ、解決に向かって動き出すための「クラス会議」は、今後の教育現場においてますます重要な手法となるでしょう。今回のイベントは、その第一歩を踏み出すための良い機会です。参加を通じて、皆さまの教育手法の向上につながることを願っています。