ブラザー工業がベトナムに新たなサービス拠点を設立しさらなる成長へ

ブラザー工業、ハノイに新設サービス拠点を開設

ブラザー工業株式会社が、ベトナムの首都ハノイに新たに産業機器divisionのサービスサポート拠点を設けることを発表しました。国内初となるこの拠点は、11月1日から活動を開始し、現地におけるマーケティングと代理店のサービスを提供する役割を担います。これにより、ベトナム市場での工作機械事業の拡大と、顧客満足度の向上を目指す狙いがあります。

新拠点の概要

所在地

ハノイ市の中心部、Van Hoaビルの6階601室に位置します。

業務内容

このオフィスでは、産業機器事業に関連するマーケティングや、代理店へのサービスサポートを行います。この新しい取り組みにより、ブラザー工業はより多くの顧客ニーズに応え、スムーズなサポート体制を実現します。

ベトナムの経済成長と需要増

ベトナムは近年、急速な経済成長を遂げており、特に二輪車や半導体製造装置といった分野での需要が高まっています。この成長に伴い、工作機械の必要性も増大しており、ブラザーはこれに適応した戦略を策定しています。特に、2027年度を最終年とする中期戦略「CS B2027」においては、中国やインド、日本に加え、欧州や東南アジアを重要な市場に位置づけ、人的リソースや営業基盤を強化する計画です。

今回のサービス拠点設立は、さらなる成長が期待できるベトナムおよび東南アジア地域に向けた事業拡張の一環とされています。

産業機器事業の新たな展望

これまでもブラザー工業は、ベトナム国内ではプリンターや家庭用ミシンの生産・販売を行ってきましたが、産業機器事業のための拠点設置は今回が初の試みです。これにより、ブラザーは現地の市場へも積極的にアプローチし、産業機器のニーズに対応する体制を整えることができます。

「今回の新拠点を通じて、マーケティングと代理店へのサービスサポートを一層強化し、お客様の要求に迅速にお応えできる体制を構築することが私たちの目標です」とブラザー工業の担当者は意気込みを語っています。これにより、購入後も安心して製品をご使用いただける環境を提供することを約束しています。