次世代ブロックチェーン IOST、テストネット「Everest」が始動
次世代ブロックチェーンプロジェクトであるIOSTが、テストネット v0.5「Everest」を一般公開しました。全てのオンラインサービスプロバイダーにとっての未来を見据えたIOSTの目指す道は、非中央集権型経済におけるセキュリティとスケーラビリティのニーズを満たすプラットフォームです。
IOSTの開発チームは、テストネットのローンチを非常に楽しみにしており、今年の年末までにメインネットの完全なリリースを目指して進んでいます。テストネットEverestでは、シンプルなスマートコントラクトを用いたベッティングゲームを発表しており、これも新たな試みに繋がっています。ユーザーはぜひ遊んでみることをおすすめします。
Everest v0.5の特長
テストネット「Everest」には、以下のような多彩な機能と特徴が搭載されています:
- - IOSTの新しいコンセンサスアルゴリズム「Proof of Believability」の稼働
- - テストネット用トークンを配布するファウセット
- - トークン保管および送信機能付きのウォレット
- - IOSTのテストネットノードを実行する能力
- - トランザクションやブロックを表示するブロックチェーン・エクスプローラ
- - プライベートなIOSTテストネットワークの構築機能
- - 高度なスマートコントラクト機能(キーバリュー・ペアストレージ、コントラクト間APIコール、マルチシグなど)
また、開発者向けのAPI指向のスマートコントラクトや、ローカルでスマートコントラクトをテストできる「プレイグラウンド」も設けられています。
スループットテストの結果
IOSTチームは、テストネットの性能を大規模な実験で確認しました。約1700の仮想マシンと900のAmazon EC2スレーブノードを駆使し、平均毎秒7,000から8,000トランザクションを実現しました。この結果は、世界中のデータセンターによるシミュレーション環境に基づいており、実践的な利用が可能であることを示しています。
Proof of Believability (PoB)について
独自のコンセンサスのアルゴリズム「Proof of Believability」は、実稼働環境でのブロック作成を最適化しており、検証者にはトークンのバランスと貢献度に基づきブロックの作成権が与えられます。従来のPoSシステムの課題に対しても、その特性によりリスクを低減できる設計となっています。
今後、IOSTはテストネットを2回以上のメジャーアップデートを予告しており、さらなるテストやインフラの改善が行われます。スマートコントラクトの機能強化も計画されており、最適化されたIOST仮想マシンが開発される予定です。
IOSTの未来を探る
IOSTは、エコシステム内での発展を視野に入れた取り組みを進めています。開発者向けのガイドラインやドキュメントも増やし、より多くのユーザーと開発者が参加しやすい環境を目指します。こうした基盤が整うことで、次世代ブロックチェーンの更なる進化が期待されます。
詳しい情報は、
IOSTの公式HPをチェックしてください。