日本航空(JAL)が「東京都スポーツ推進モデル企業」で初となる殿堂入りを果たす
2025年3月4日、東京で開催された令和6年度東京都スポーツ推進モデル企業表彰式にて、日本航空(JAL)が航空会社として初めて「東京都スポーツ推進モデル企業」の殿堂入り企業として表彰された。この名誉ある称号を得ることで、JALは従業員の健康とスポーツ活動推進における努力が広く認識されることとなった。
殿堂入りの背景
東京都は、社員のスポーツや健康を促進する取り組みに積極的な企業を「東京都スポーツ推進企業」として評価しており、特に先進的な活動を行う企業には「モデル企業」としての認定を与えている。その中で、選定実績が累計5回に達した企業は「殿堂入り企業」として表彰される。JALはその数少ない企業の一つに名を連ね、航空業界の先駆者としての地位を確立した。
JALの健康促進活動に焦点を当てて
JALは、従業員の健康増進を支援するために「JAL本気の!ラジオ体操」プロジェクトを推進している。このプログラムは、2013年に始まり、社内フィットネストレーナーが現場に赴いてラジオ体操を指導することで、全社員が参加できるような環境を整えている。
主な取り組み内容
1.
アドバイザー認定講座
各職場のフィットネストレーナーが、ラジオ体操の指導を実施。一定のカリキュラムを受講し、認定を取得した者が職場内で指導役を担う。
2.
突撃ラジオ体操
フィットネストレーナーがランダムに職場を訪れ、社員にラジオ体操を実施する。この取り組みにより、年間26か所で2808名が参加する。
3.
ワンポイントアドバイス
客室乗務員に対して、乗務前後に腰や首を集中した体操指導を行い、安全な体づくりをサポートしている。
4.
新入社員への指導
入社式で新しく入った社員にラジオ体操の重要性を説明し、健康意識の向上を図っている。
今後の展望
JALは、「お客さまの生命をお預かりする仕事」としての意識を持ちながら、全社員の健康が航空の安全を支えるという信念のもと、今後も運動やスポーツを通じた健康づくりに取り組んでいく方針を示している。このような取り組みが広まることで、さらなる航空業界の活性化が実現されることが期待される。今後のJALの活動に注目が集まる。
まとめ
JALの殿堂入りは、航空業界における特別な業績であり、健康促進の大切さを再認識させる重要な一歩である。この表彰を通じて、同社は社員の健康づくりを一層推進し、さらなるサービス向上に努めていくことを約束している。