アライドアーキテクツ主催の特別カンファレンス、顧客の声を活かした戦略が明らかに
12月11日(木)、アライドアーキテクツ株式会社が主催する特別カンファレンス「GROWTH最前線 特別カンファレンス 2025 in TOKYO」が開催されました。このカンファレンスは、キューサイ、ニチレイフーズ、イングリウッド、再春館製薬所といった企業が登壇し、いかに「顧客の声」をマーケティング戦略に活かしているかが語られました。
GROWTH最前線の目的とは
「GROWTH最前線」は、成長段階にあるブランドの経営者やマーケティング担当者に焦点を当て、戦略的な課題に対する実体験を共有することを目的としています。特に、最近のAI技術の普及、競争の激化、広告費の高騰という厳しい環境の中、どう顧客の声を収集し活用しているのかがポイントです。
セッションの概要
カンファレンスでは、4社がそれぞれの取り組みを紹介しました。
キューサイ株式会社の登壇
キューサイの上席執行役員、山田淳史氏が登壇し、同社のマーケティング変革プロジェクトについて話しました。従来の手法から脱却し、データを元に意思決定を行うことの重要性を強調。その基盤となるVOC分析プラットフォーム「Kaname.ax」を利用し、顧客の声を反映させたマーケティング戦略を展開しています。
アライドアーキテクツのプレゼンテーション
アライドアーキテクツの村岡弥真人社長は、「顧客の声を要にしたマーケティングAX新時代」について説明しました。過去のVOC分析の実績を元にした価値提供と、マーケティング施策の一貫支援を行っていることが紹介されました。
ニチレイフーズの取り組み
次に、ニチレイフーズの須田直也氏が登壇し、冷凍宅配弁当「きくばりごぜん」の成長過程を語りました。顧客の声をもとに行った「収益構造の改革」や「施策実行」の過程で得られた知見が共有されました。
イングリウッドの事例
イングリウッドの本間悠也氏は、冷凍宅配弁当「三ツ星ファーム」における顧客の声を取り入れた活動について紹介。競合がひしめく中での顧客理解の重要性を訴え、データを元にしたマーケティング施策が取り上げられました。
再春館製薬所のファンマーケティング
最後に、再春館製薬所の田中真希氏が登場。リピート率94%を誇る「ドモホルンリンクル」のファンマーケティングについて語り、全社を巻き込んだ取り組みの成長過程が発表されました。
参加者の反響
カンファレンスに参加した方々は、各企業の具体的な事例に対するフィードバックを寄せ、その内容が多くの学びを得られるものであったことを伝えています。特に、D2CやECに携わるマーケティング担当者にとっては、売上の向上に繋がる具体的なヒントが得られたとして好評でした。
最後に
本カンファレンスでは成功事例が語られただけでなく、失敗や試行錯誤のプロセスもオープンに共有され、参加者にとって大変価値のある時間となりました。今後もアライドアーキテクツは顧客の声を起点としたマーケティングの重要性を強調し続け、業界全体の発展に寄与することを目指しています。アライドアーキテクツの了見に基づいた、多業界にわたる情報交換の場が今後も期待されます。