デジタルハリウッドが宮城野高等学校と教育連携協定を締結
2023年3月14日、デジタルハリウッド株式会社(東京都千代田区)と宮城県宮城野高等学校(仙台市)は、デジタルクリエイティブ教育に関する連携協定を正式に締結しました。この協定は、両者にとって初めての試みとなります。
教育連携の目的
宮城野高等学校は2024年度に文部科学省の「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」に採択され、デジタル教育の分野でさらなる進展を図っています。デジタルハリウッドはこの機会を活かし、生徒たちの情報活用能力や自主性、思考力、創造力の向上を目指します。技術革新が急速に進む現代社会において、ただ教科学力を養うだけでなく、非認知能力やレジリエンスなども持った人材を育成することが求められています。
具体的な支援内容には、動画コンテンツ制作やビジュアルデザインを含む美術科の教育支援があり、さらには「情報」や「総合的な探究の時間」など様々な学校活動における連携を進化させる予定です。
デジタルハリウッドの支援内容
デジタルハリウッドから提供される支援内容としては、以下のようなプログラムが用意されています:
1. 現役のデジタルクリエイターやエンジニアによる特別授業の実施
2. デジタルクリエイティブやエンジニアリングを学べるオンデマンド型動画教材の提供
3. 教職員向けの研修プログラム
4. 美術科及び普通科の授業カリキュラム改善に向けた支援
5. 広報活動及び生徒募集への協力
これにより、宮城野高等学校は教育の質を高め、生徒たちが持つ潜在能力を最大限に引き出すことを目指します。
宮城野高等学校の特色
宮城野高等学校は、特色ある普通科と美術科を持つ公立高校で、個性や自主性を重視した教育スタイルを採用しています。探究活動における豊富な実績を誇り、2024年度からはDXハイスクールとして先進的な教育方法を実践することになります。これまでにも、東北大学や東北生活文化大学、宮城教育大学との連携により生徒の学びを深めてきた実績があります。
早坂校長は、「自由な学び」を学校の中心に据え、数多くの外部賞を受賞した美術科を強化しており、特にデジタルハリウッドとの連携により、さらなる教育革新を進めていく意向を示しています。
未来に向けての展望
今回の教育連携協定により、デジタルハリウッドと宮城野高等学校は協力して教育の質向上に努め、全国的にも評価される高等教育を目指します。特に、デジタルクリエイティブ分野での教育の充実を図りながら、多様な学びを実現することが期待されています。両者の協力によって、未来の人材育成に貢献する取り組みが展開されるでしょう。
今後も、デジタルハリウッドと宮城野高等学校の動向に注目が集まっています。生徒たちがより良い未来を築くための教育環境が整うことを期待したいです。