新たな医療モデル
2025-07-01 08:39:21

埼玉県南部医療圏初の地域包括医療病棟が開設

新たな地域包括医療病棟が開設される



埼玉県戸田市に位置する公平病院では、2025年7月1日に埼玉県南部医療圏初となる地域包括医療病棟が設立されます。この病棟の開設は、高齢化社会の進展に伴う医療ニーズに応えるものであり、急性期から在宅復帰までの継続的な医療サービスを提供することを目指しています。

地域包括医療病棟の特長とは



新設される地域包括医療病棟は、高齢患者を対象にした急性期治療や集中的なリハビリテーション、さらには退院後の生活に向けた在宅復帰の支援を提供する新たな機能を持っています。高齢者が直面している医療の分断問題に対応するため、患者の状態に応じて一貫したケアを実現します。

これまで、医療機関間の連携が不十分で、患者の移行期において大きな負担がかかることが多々ありました。しかし、本病棟の設立により、質の高いケアを途切れることなく提供することが可能となります。これを通じて、患者さんの回復を支援し、彼ららしい生活を再構築できるようにすることが目標です。

CMED:新たな専門部門による医療支援



地域包括医療病棟の運営を行うのは、病院が新設する「CMED (Community Medical Empowerment Division)」です。この部門は、「地域」と「医療」を基盤に、患者や地域社会を「力づけ」る機能を担います。科学的根拠に基づいた質の高いケアを提供することが約束されています。

CMEDは、高齢者救急の専門チームとして、病気や怪我からの回復を全力で支援します。医師や看護師、診療看護師、リハビリスタッフなど、さまざまな専門職が集まり、緊密に連携してケアを実施します。

多職種連携による最適なケア



地域包括医療病棟の最大の特長は、「多職種連携かかりつけチーム方式(CMEDチーム)」です。これは、異なる分野の専門職が一つのチームとして機能し、患者の状態を共同で把握し、積極的なリハビリや栄養管理、薬物管理などを実施する体制です。

このようなチーム体制により、患者一人ひとりに対して最適なケアが行われ、切れ目のないサポートが維持されます。医療の専門性と患者への優しさを兼ね備えたケアを通じて、「つよくて、やさしい病院」を目指す公平病院は、今回の病棟開設を契機に地域医療連携のさらなる強化を図っています。

患者受け入れ対象



この病棟が受け入れる患者の具体的な条件は、急性期治療を要する高齢者や骨折、がん疼痛緩和ケアを必要とする患者です。特に、リハビリテーションや自宅退院の準備が必要な方々にとって、継続的な支援が重要です。

地域医療への貢献



公平病院は、「この街の健やかな暮らしをささえる」という使命を掲げ、地域医療の発展に貢献していく意向を示しています。これにより、多くの高齢者が安心して生活できる地域社会を築く手助けを行います。持続可能な地域医療の構築に向けて、今後ますます重要な役割を果たすことが期待されています。


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会社情報

会社名
医療法人慈公会 公平病院
住所
電話番号

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