書き損じハガキで復興支援!「ハガキ大作戦」が始動
毎年全国で展開される「ハガキ大作戦」は、2011年設立のボランティア団体Team-Kが行う復興支援プロジェクトです。この活動は、全国から寄せられた書き損じハガキを集め、それを郵便局に持ち込んで手数料を除いた額面の切手に交換し、その資金で花火を購入して被災地の子供たちへ届けるというものです。
7月28日からスタート
今年も「ハガキ大作戦」は7月28日から開始され、まずは宮城県南三陸町を訪れます。特に南三陸町との関わりは深く、仮設住宅が設置される前から住民との交流を続けてきた団体です。彼らの活動は、任意団体ながらその組織力と発想力で多くの賛同者を集め、成長を遂げています。
書き損じハガキの大収集
毎年、Team-Kが集める書き損じハガキは年々増加しています。2015年には7,000枚、2016年には14,000枚、2017年には22,000枚と右肩上がりに増えており、昨年は2,000セット以上の手持ち花火が被災地に贈られました。このように、身近なもので誰でも参加できる支援の形を模索し続けているのです。
Team-Kの背後にある思い
代表理事の石原さんは、支援のあり方について「様々な支援方法が必要」と考え、もっと身近にできる形を求めていました。その中で思いついたのが、家に眠る書き損じハガキでした。これなら多くの家庭で簡単に集めることができ、多くの人々が賛同してくれるのではないかと推測したのです。また、集まったハガキを通じて子供たちに花火を贈ることで、楽しい思い出を作り出します。
活動の広がりと地元企業の協力
昨年、タリーズコーヒーが全面的に協力し、各店舗で書き損じハガキの受付を行ったことで、Team-Kの活動はより多くの人々に知れ渡りました。これにより全国から多くの花火が被災地に届けられる結果となりました。
2023年の展望
今年のハガキ募集はすでに終了していますが、来年も同様の取り組みが期待される中、今も9,000枚以上の書き損じハガキが集まっています。現在、南三陸町のさまざまなイベントで花火が提供される予定です。
- - 07月28日:南三陸町志津川夏祭り・花火大会
- - 08月05日:南三陸町歌津夏祭り・花火大会
- - 08月11日:高槻市キャンプイベント
笑顔のリレーを続けるTeam-K
Team-Kの活動は、書き損じハガキの回収を通じた直接的な支援だけでなく、全国各地の災害に対しても柔軟にアプローチをしています。特に、交流会を通じて仮設住宅の住民とコミュニケーションを図るなど、長い時間をかけた関係作りを行っています。
最後に
Team-Kは、被災地に笑顔を届けるために生まれた団体であり、日々のツイートなどを通じて防災や減災の大切さも伝えています。これからも彼らの活動は、多くの人々に影響を与え続けることでしょう。今週末から始まる「ハガキ大作戦」に注目し、彼らの活動がどのように形作られていくのか、温かく見守りたいものです。