日本初の複合書籍チャート「Billboard JAPAN Book Charts」にnoteデータ提供開始
新たに誕生した「Billboard JAPAN Book Charts」は、日本初となる紙書籍、電子書籍、図書館貸出データを統合した総合書籍チャートです。noteが提供する技術を活用し、書籍に関する記事や読者の反響をデータとして活用することが決まりました。これにより、noteのクリエイターたちが投稿した書評や読書感想文が、チャート上で新たな指標として機能します。
画期的なデータ統合の意義
これまでは書籍の人気は販売部数に依存していましたが、noteの投稿データが加わることで、読者がどの本に共感しているのかがより明確になります。多くの読書感想文が生まれているnoteのデータを用いることで、単なる販売データだけではわからない「いま、どの本がどれだけ読まれているのか」を可視化することが可能に。
実際に、noteでは2025年11月時点で27万件以上の「読書感想文」が投稿されています。この数字は、新刊の紹介や、読者自身の昔読んだ本について新たに語る記事が含まれており、書籍やマンガについて自由に意見を交換する文化が根付いている証です。
読書の盛り上がりを目指して
「Billboard JAPAN Book Charts」が運営する株式会社阪神コンテンツリンク ビルボード事業本部とnoteは、SNSでの反響指標としてのデータ提供により、書籍のランキングに新たな風を吹き込むことを目指しています。これにより、従来の指標を補完し、ますます多くの読者が作品について語り合う場を提供することが期待されています。
また、noteでは定期的に四半期ごとにクリエイターが書いた書籍に関する記事をBillboard JAPANが取り上げる予定です。これにより、クリエイターの記事が読者との接点を生み出し、著者や出版社にとっても新たな読者層にアプローチできるチャンスが増えるのです。
noteの役割と未来
noteは、クリエイターが表現を楽しむためのプラットフォームで、2014年4月のサービス開始以来、6407万件を超える作品が誕生してきました。出版社も積極的に公式アカウントを設け、著者インタビューや読書キャンペーンなど多様な取り組みを行っています。これに参加することで、読者の反響を捉えることができ、作品に対する関心を高めることができます。
今後もnoteは、出版社やライター、読者と共に、書籍やマンガについて自由にお互いの意見を交換し、作品の魅力が幅広く広がる環境づくりを進めていく予定です。読書が好きな人たちのコミュニティを守り、育てることで、更なる盛り上がりを作っていくことが目標です。
参考情報
この新しい取り組みによって、読者のリアルな声を反映した書籍チャートが実現し、私たちの読書体験が一層豊かになることを期待しています。