アスエネの新たな一歩: CORDを搭載したCFP/LCA算定サービス
アスエネ株式会社は、CFP(カーボンフットプリント)およびLCA(ライフサイクルアセスメント)算定サービス「ASUENE LCA」に、新たに一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)のデータベース「CORD」を搭載しました。これにより、より高精度な環境情報の算定が可能になり、特に中小企業にとっての利便性が向上しています。
CORDとは何か?
「CORD」は、SuMPOが開発した共創強化型データベースで、産業連関表や政府統計などの公開データを基に設計されています。この新機能により、「ASUENE initial LCA」を利用する企業は、各製品やサービスのCFP/LCAを、より正確かつ効率的に算定することができるようになりました。
CFP/LCAの算定は、国際的な規則が厳格化する中、多くの企業や組織が直面する課題の一つです。特に、環境への配慮が求められる現在、CFPやLCAの算定ニーズが高まっているため、信頼性のあるデータベースの整備は不可欠です。
具体的な効果
「ASUENE initial LCA」に「CORD」を搭載することで、以下のような効果が期待されています。
1.
精度の向上: CORDを基にした排出係数を利用することで、一層の透明性と正確性を持つCFP/LCA算定が可能になる。
2.
汎用性の向上: 物量単位と金額単位の両方でデータを入力できるため、利用者のニーズに柔軟に対応。
3.
網羅性の向上: 1,800項目以上の物量単位、3,000項目以上の金額単位の排出原単位を提供することで、多様な業種に対応。
これにより、特に製造業や輸出企業にとって、Scope 3(間接排出)の算定が加速され、国際市場においても競争力を向上させる大きな後押しとなります。
中小企業への貢献
環境に対する取り組みが求められる中、特に中小企業においては、コストやリソースが限られているため、CFP/LCA算定の障壁が高くなりがちです。しかし、アスエネの「ASUENE initial LCA」は、そのエントリーモデルとして、簡単に利用できるように設計されており、これまで以上に手軽に利用可能です。
アスエネは、企業の脱炭素経営を支援するために、今後もSuMPOとの連携を強化し続けるとともに、多くの企業の環境データ開示を促進していく方針です。これにより、持続可能な社会の実現に向けて後押しすることを目指しています。
アスエネの概要
アスエネ株式会社は、東京都港区に本社を置く企業で、CO2排出量の見える化や削減を支援するクラウドサービスを展開しています。これにより、企業が環境に配慮した経営を構築する手助けをしています。アスエネの最新情報やサービスについては、公式サイトを通じてさらに詳しく知ることができます。
「ASUENE LCA」は、企業が持つ可能性を最大限に引き出し、持続可能な未来の実現に向けた重要な一歩となるでしょう。これからの取り組みにも期待が寄せられます。