AI政策推進の人材を募集！総務省が求める条件とは

総務省がAI政策推進の任期付職員を募集

総務省の国際戦略局において、AI政策推進室が新たに任期付職員を募集しています。人工知能（AI）は近年急速に進化し、様々な分野に影響を与えています。この背景を受けて、特に2022年以降、生成AIの発展が国際的な課題として浮上しています。2023年には広島で開催されたG7サミットにおいても、AIの国際ガバナンスが議題として取り上げられ、これを受けた「広島AIプロセス」の立ち上げが発表されました。

このプロセスでは、安全で信頼性の高いAIシステムの開発に向けた全国的な行動規範が策定され、日本はその主導的な役割を果たしています。今後、AIに関する国際的な議論がより重要になる中、総務省は各国との連携を強化し、またOECDなどの国際機関とも連携しながら、具体的な政策形成を進めていく必要があります。

募集内容

今回の募集では、法律関連の実務経験や国際業務、調査に関する知識や経験を有する職員を1名採用します。具体的な業務内容には以下が含まれます：

1. 総務省が推進するAI国際政策に関する交渉や調整業務
2. 諸外国におけるAI政策についての調査
3. 国際会合への参加及び業務

任期は原則として2年間で、東京都千代田区にある総務省国際戦略局内での勤務となります。月給や通勤手当も支給され、希望に応じて宿舎貸与の制度も利用できます。また、応募者は大学または大学院を卒業し、関連する国際業務や調査に最低3年の実務経験を持っている必要があります。