台湾人女性が選ぶ！夏の日本旅行へ行きたい場所と体験を調査

今年、台湾人女性1528名を対象にした「日本旅行に関する意識調査」が実施されました。その結果、彼女たちがこの夏に最も訪れたい日本の観光地はどこなのか、またどのような体験をしたいと考えているのかが明らかになりました。

まず、今回の調査結果を見てみると、最も人気がある訪問先は北海道で、約44.5％の女性がこの地に行きたがっていることがわかりました。次いで東京都が35.2％、沖縄県が29.8％と、いずれも日本の大人気スポットがランクインしています。一方、訪日経験が2回から5回の一般的なリピーター（リピーター初級者）は、上位に挙がった観光地の他に、楽しみな京都府や大阪府も選んでいる傾向があります。

興味深いのは、訪日回数が6回以上の女性たち、すなわちリピーター上級者は、よりニッチな地域での体験を求めているということです。特に青森県や宮城県、秋田県などの東北地方や香川県、徳島県など四国地方への訪問意向も高まっており、リピーターならではの深い探究心が伺えます。

次に、今回の調査の中でも特に注目を集めたのは、台湾人女性たちが日本で「体験したいこと」についてです。結果は、「夏祭りへ行く」が68％で1位、次いで「花火大会へ行く」が60.4％、さらに「夏限定のグルメを食べる」が53.7％と続きます。これらの結果から、台湾の女性たちは日本の文化や風物詩を非常に重視していることがわかります。

食の面においても興味深い結果が出ており、特に食べたいものとしては「ご当地グルメ」が65.8％でもっとも人気が高く、地域に根付いた食文化への関心の高さが伺えます。彼女たちは流行しているパンケーキやスイーツも試してみたいと回答し、日本の食文化を体験することに高い期待を寄せています。

しかしながら、旅行中にはいくつかの課題もあるようです。調査によると、約半数の回答者が「飲食店の予約方法がわからない」と感じており、そのほかにも「Wi-Fiエリアが少ない」「コミュニケーションが円滑にできない」といった悩みも挙げられています。また、「交通機関の使い方が 어렵다」という声も多く、旅行計画における下調べの重要性を再認識させられる結果となりました。

この調査は、台湾人リピーターが日本に対してどのような期待を抱き、どのように旅行を楽しもうとしているのかを浮き彫りにしており、今後の訪日旅行におけるマーケティング戦略にとっても貴重なデータとなることでしょう。