NTT東日本が次世代ICTソリューション「Imersive」を導入
株式会社イマーシブが提供する没入型映像技術が、NTT東日本の「NTT e-City Labo」に導入されました。この取り組みは、地域社会の課題解決と教育の革新をテーマにしており、大きく二つのプロジェクトに分かれています。まずは、ICTを活用した社会課題の理解を深める体感型展示。そして、次に教育空間での実証実験です。
1. ICT課題解決を体感する展示
NTT e-City Laboでは、訪問者に地域のスマート農業やイベントの取り組みを紹介しており、しかし遠方の事例をリアルに伝えることがかなり難しいという課題が存在しました。そこで、イマーシブの「Immersive Engine」と「Immersive Magic Wall」を導入することで、来訪者が農園や地域の取り組みを見学するかのような体験を提供しました。
このシステムの特徴は、映像を通じて、来訪者の理解を深めることができる点です。例えば、農業の映像をリアルに投影し、現場の詳細を鮮明に伝えることで、観覧者はその場にいるかのような迫力を感じられます。また、三面に広がるCG映像が来訪者を包み込み、深い没入感をもたらします。このような体感型の展示が、地域社会でのICT活用が推進される理由の一部となっています。
2. 教育現場の実証プロジェクト「未来の教室」
次に紹介するのは、「未来の教室」という事業です。ここでは、従来の黒板やホワイトボードの代わりに大型デジタル映像を導入する計画が立てられていました。しかしデジタルビジョンの導入には高コストが伴い、また従来のプロジェクターでは室内を暗くしなければならないという課題がありました。
そのため、イマーシブの自社開発によるプロジェクター用塗料「Immersive Magic Wall」が採用されています。この塗料は量子ドット技術を利用しており、従来の白い壁とは比べ物にならないほど高いコントラストを実現します。これにより、教室を明るく保ちながらも鮮明な映像を投影できる環境が整い、子どもたちの表情を確認しながら授業を行うことが可能になります。これは教育分野の未来に大きな影響を与えるでしょう。
この「未来の教室」は、設備投資コストを大幅に押さえることができ、持続可能な教育環境の構築にも寄与します。
未来の展望
これら二つの実例は、イマーシブのソリューションが社会課題の理解から教育の向上にまで広く応用可能であることを示しています。企業としてイマーシブは、今後も新しい発想を育む空間としての没入体験を提供し続けることを目指しています。
このように、NTT東日本の取り組みは、地域の社会課題を解決しつつ教育を革新する可能性を秘めています。さらに、NTT e-City Laboの詳細情報は、公式ウェブサイトで確認できます。また、イマーシブは東京都渋谷区にショールームも設けており、興味のある方の問い合わせを歓迎しています。
お問い合わせ先
- - NTT東日本 - NTT e-City Labo 公式サイト
- - 株式会社イマーシブ
所在地:東京都渋谷区恵比寿1-8-4 EBISU ONE BLDG 4F
TEL:03-6820-2720
公式サイト