看護師支援AI「マイプリ」が資金調達で進化を図る
資金調達の概要
愛知県あま市に本社を置く株式会社ナースXが、岐阜県岐阜市の株式会社十六銀行から資金調達を行ったことを発表しました。この資金は、看護師を支援するAIアプリ「マイプリ」の機能開発や医療・介護現場との実証実験、運用体制の強化に活用される予定です。
この取り組みは、医療・介護の現場において、看護師が直面するストレスや悩みを軽減するための重要なステップです。特に、忙しい環境の中で個々の看護師が抱える悩みを相談しにくい状況に対処することを目的としています。
看護師の悩みを解決するために
看護師が日常業務をこなしながら、不安や悩みを抱える場面は多く、しばしば一人で抱え込んでしまいます。この背景には、忙しい職場環境や自信の喪失が影響しています。ナースXが提供するプログラム「オンラインプリセプター」は、これまでに400名以上の看護師からの相談を受け、約70名に対して1対1の継続支援を実施してきました。これらの経験を基に、新たに開発されたのが看護師支援AI「マイプリ」です。
「マイプリ」の機能
「マイプリ」は、看護師が自己反省を行うためのアプリで、AIからのフィードバックを通じて自らの成長を促します。2026年1月15日に公開され、以下のような機能を提供しています:
- - 振り返りとAIフィードバック: 看護師の日常業務を自分の言葉で振り返り、AIが必要な視点や行動を示します。
- - 症例トレーニング: 臨床現場での頻発するシナリオを自分のペースで学習し、考えを整理することができます。
- - 24時間チャット相談: 勤務後や休日にも質問や不安を言語化できる機能です。
資金の活用方法
調達した資金は、複数の用途に活用されます。具体的には、以下の通りです。
- - プロダクト改善: 利用者の体験向上を図るための機能改善。
- - 医療現場との連携: 各種医療機関との協力を通じた実証実験の実施。
- - 運用体制の整備: データ管理や個人情報保護を含む運用の強化。
- - 事業推進体制の強化: ユーザーサポートや営業活動を通じた社会実装の加速。
今後の展開
aナースXは、看護師が退職や転職を決断する前に適切な相談と支援を提供し、全面的なキャリア支援基盤の構築を目指しています。これにより、看護師の成長支援にとどまらず、医療機関や介護事業者と連携した新たな支援モデルを追求します。
中道嘉総氏のコメント
ナースXの代表取締役である中道嘉総氏は、これまでの支援経験をAIやデータ活用に生かし、看護師が安心して働き続けられる環境を整えることが社会的な課題であると考えています。そして「今回の資金調達は、地域の医療・介護現場と共に看護師支援の仕組みを社会実装するための一歩となります」と述べています。
十六銀行の支援
十六銀行は、ナースXの取り組みを背景に、地域から新たな価値を生むための支援を続けていくと確約しています。地域医療の課題解決に向けた同社の事業展開に期待が寄せられています。
会社情報
株式会社ナースXは、2015年10月17日設立。看護師支援AI「マイプリ」とオンラインプリセプター事業を展開し、看護師の成長を支える取り組みを行っています。公式サイトは
こちら。
この新たなAI支援の取り組みは、多くの看護師にとって大きな助けとなることでしょう。今後の展開に目が離せません。