機能性表示の認知度
2016-05-26 12:55:30
機能性表示とは何か?認知度と理解度を探る調査結果
機能性表示とは何か?認知度と理解度を探る調査結果
近年、健康志向の高まりにより、機能性表示が注目されています。しかし、実際にこの言葉を知っている人はどれくらいいるのでしょうか?
株式会社アスマーク(旧株式会社マーシュ)が実施した「機能性表示に関するアンケート」によると、全国の30代から50代の女性300人を対象にした調査結果が5月25日に公開されました。この調査で、機能性表示の認知度や理解度、商品選択への影響などが明らかになりました。
認知度の実態
まず注目すべきは、「機能性表示」という言葉を知っていると答えた人が39.7%である一方、知らないと答えた人は49.6%に達したことです。このデータから、機能性表示に関する認知は全体的に低いことがわかります。特に、理解していると明言した人と、全く知らないと答えた人の差は、約10ポイントもの開きがあります。
要するに、機能性表示について「知っている」と回答した女性の方が全体の約4割弱であり、過半数はこのトピックに対する認識が薄いことが明らかになっています。
理解度に関する考察
次に、「機能性表示」と「特定保健用食品」の違いについての理解度も興味深い結果を示しました。調査によると、機能性表示の意味を理解し、かつ特定保健用食品との違いもわかると答えた人はわずか23.5%。逆に、「両方の言葉を知っているが、意味は理解できていない」とした人は55.5%に上りました。このことから、機能性表示に関する情報が一般的に行き渡っているとは言えない状況が伺えます。
商品選択への影響
さらに、機能性表示の商品を選ぶかどうかについては、回答者の35.3%が「選ぶ」と答えました。一方で12.0%が「選ばない」と回答しています。このデータは、機能性表示という考え方が一定の影響力を持っていることを示していますが、それにも関わらず多くの人々がこのタイプの商品を選ぶ意思が低いことをも示唆しています。
どうやら、機能性表示に関する選択意思は、認知度が比例する傾向にあるようです。つまり、機能性表示について知識があるほど、その後の選択に影響を与える可能性が高いということです。
調査の詳細
本調査の対象者は全国の30代から50代の女性で、有効回答数は300件、調査期間は2016年4月20日から25日、方法はインターネット調査です。調査内容には食費や食事を摂る場所、機能性表示に関する理解度や選択理由、購入意向などが含まれています。詳細な結果はアスマークのホームページで公開されています。
機能性表示は、現代の健康志向の高まりを反映した重要なテーマですが、今後さらなる情報発信と啓蒙活動が必要となるでしょう。理解を深めることで、消費者の選択肢が広がることが期待されます。
会社情報
- 会社名
-
株式会社アスマーク
- 住所
- 東京都渋谷区東一丁目32番12号渋谷プロパティータワー4階
- 電話番号
-
03-5468-5101