東京工科大学のAI革命
2025-06-11 09:31:43

東京工科大学が日本の私立大学初のAIスーパーコンピューターを導入

東京工科大学がNVIDIA DGXを用いたAIスパコン導入



東京都八王子市に位置する東京工科大学が、日本の私立大学初となるAIスーパーコンピューターを導入します。この取り組みは、同大学がAI人材育成のリーダーとなり、イノベーションを創出するための「AI大学」構想の重要な一環です。今回導入されるのはNVIDIAの最新技術を用いた「DGX B200」システムで、計算リソースを大幅に拡充し、学生や研究者に新しい学びの場を提供します。

このAIスーパーコンピューターは、12台のDGX B200を接続した形で構築され、合計96個のGPUが協力して動作します。理論性能は、1秒間に900京回の計算を処理できる能力を誇ります。これにより、生成AIや大規模言語モデルなど、計算負荷の高いタスクにも耐えられる環境が整うのです。これが学生のAI教育や産業界とのコラボレーションにどのような影響を与えるのか、期待が高まります。

AI技術による学生の実践的学び



AIテクノロジーセンターのICT部門長を務める生野壮一郎教授は、AIスキルの習得には実践が不可欠だと言います。「小規模なデータやプロジェクトでは、本質的なAI活用を学ぶことができません。私たちの大学では、生成AIを使ったアプリケーションや、デジタルツインプロジェクトに学生が参加し、多様な経験を積める場を提供しています。」と教授は強調します。

このように、学生たちは新たな技術を学ぶだけでなく、実践を通じて即戦力となるスキルを身につけることができます。AIは今や、全ての学部において重要な要素となっています。そのため、東京工科大学ではAI倫理の教育も計画しており、倫理観を持ったAI人材を育成することに力を入れています。

大規模プロジェクトの実施へ



AIスパコンの導入に伴い、未来の教育・研究プロジェクトも発展します。2025年度以降には、AI活用人材の実践育成プログラムを始めとし、学内専用のLLM(大規模言語モデル)を構築し、教育や業務支援にも活用されることが予定されています。AI倫理やガバナンスのための環境も整備され、学生たちが責任あるAIの利用を学ぶ場となります。さらに、デジタルツインや物理シミュレーションの研究が進むことで、実社会における課題解決にも寄与することでしょう。

教育の最前線での展開



東京工科大学の学長、香川豊氏は「AIリテラシーを持つ人材育成は急務です。現在はもちろん、10年先、20年先の社会で求められるAI技術を学ぶための最高の環境を提供します。」と語りました。すでに2019年から人工知能専攻を設け、全学部の学生にAIに関わるプログラムを用意するなど、先駆的な教育を行ってきました。

AIの基礎から応用までを網羅したプログラムは、国際的な学生と共に最新技術を学び続け、社会に貢献できる人材を育成することを目指しています。世界で活躍するAI人材は、今後の社会において欠かせない存在となるでしょう。

NVIDIAとの連携強化



東京工科大学は、NVIDIAとの学術交流連携を通じて、実践的なAI教育をさらに深化させています。学生たちはNVIDIAの社員の支援を受けながら、ロボティクスやデジタルツイン技術を学ぶ機会に恵まれ、AI業界における未来の人材を育成する基盤が整いつつあります。

このように、東京工科大学は新たなAIスパコンの導入を通じて、未来の技術者教育の最前線に立ち、日本を牽引する存在へと成長しています。


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東京工科大学PR事務局
住所
東京都八王子市片倉町1404-1
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