ポスト・コロナ経理部門
2020-07-16 10:03:39
ポスト・コロナ時代における経理部門の変革とデジタル化の重要性
ポスト・コロナ時代における経理部門の変革とデジタル化の重要性
2020年、世界は新型コロナウイルスの影響で大きな変化を遂げました。その中でも、企業の経理部門は特に試練に直面しました。ファーストアカウンティングは、日本CFO協会による調査「ポスト・コロナの経理部門の変革に向けた現状と課題」を通じて、経理部門におけるリモートワークやデジタル化の現状を分析しました。この調査は、2020年6月8日から6月22日にかけて、日本国内の446名のCFOや経理・財務部門の幹部を対象に実施されました。
調査結果の概要
アンケートには大手企業から中小企業まで様々な規模の経理部門が参加しました。グループ売上高の統計では、回答の31%が5,000億円以上の企業という強固なバックグラウンドを持っています。また、業界別に見ると、製造業が最も多く34%を占めており、その後に情報・サービス業が19%と続きます。
特に注目すべきは、リモートワークに関する結果です。調査によると、72%以上の企業がリモートワークを継続しています。これは、緊急事態宣言期間中に導入されたテレワークが、ただの一時的な対応ではなかったことを示しています。多くの企業が、今後もこの働き方を維持し、さらに改善を図る必要性があるという結果が伺えます。
リモートワークの新たな課題
経理部門はリモートワークにおいて多くの課題に直面しました。その中でも最も多かったのが「紙の請求書」です。調査結果では、65%もの人が「請求書が紙で送付されてくること」に苦労していると回答しました。また、印鑑文化も根強く、「押印作業」もリモートワークの障害となっていることがわかりました。これらの問題は、経理業務のデジタル化を推進する強い動機となっています。
デジタル化の必要性
経理部門のデジタル化に関して、89%が「業務効率化・コスト削減」を理由に挙げています。デジタル化によって、業務フローが効率化され、無駄なコストが削減されることが期待されます。加えて、テレワークに対応するためにもデジタル化が不可欠だという認識が広がっています。
このような背景から、ファーストアカウンティングはAI-OCR技術を用いたクラウドサービス「Robota」を開発しました。このサービスは、経理業務の負担を軽減し、生産性を向上させることを目指しています。複数の「Robota」シリーズを通じて、効率的な経理業務の実現に貢献しています。
未来の経理部門
新型コロナウイルスの影響は長期化する可能性があり、企業には変化を受け入れ、適応していくことが求められます。ファーストアカウンティングの社長である森啓太郎氏は、今後の経理部門にとってデジタル化と柔軟な働き方が成功の鍵になると述べています。特に、AI-OCRなどの高度なテクノロジーの導入が、リモートワークの新たな標準になることが期待されます。
今後を見据えて、企業は経理部門のデジタル化に取り組み、業務の効率化を図る必要があります。少子化や過疎化といった社会的課題に対しても、テレワークが解決策の一つとなる可能性があります。経理部門が直面する新たな挑戦に対し、柔軟で戦略的なアプローチが求められています。
会社情報
- 会社名
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ファーストアカウンティング株式会社
- 住所
- 東京都港区芝公園2-4-1芝パークビルA館 3階
- 電話番号
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